長狭高科学部が総文祭へ 自然科学部門化学分野で 鴨川(千葉県)

AI要約

岐阜県代表の長狭高校科学部が全国高校総合文化祭でヨウ素デンプン反応に関する研究を発表

県内13校の競争を勝ち抜き、県代表に選出された経緯

実験の詳細や成果、総文祭に向けての準備について

長狭高科学部が総文祭へ 自然科学部門化学分野で 鴨川(千葉県)

岐阜県で8月3~5日に開かれる全国高校総合文化祭(総文祭)の自然科学部門化学分野に、県代表として鴨川市の長狭高校科学部(部員数9人)が出場する。ヨウ素デンプン反応を応用した研究内容で、地道に取り組んだ実験結果を発表する。

平田茉央部長(3年)、榎本梨乃さん(同)、鎌田純さん(同)、安西眞歩さん(2年)は、ヨウ素デンプン反応に用いる溶液の酸化の原因と、デンプン反応が起きるまでの時間について、昨年5月から研究。論文をもとに先行研究の追実験なども行った上で、長時間にわたる実験を重ね、二酸化炭素や温度が、デンプン反応によって溶液の色が変わるまでの時間に影響を与えるという結果を導いた。

県内13校が出場した11月の県高校生科学研究発表会で成果を発表。審査の結果、県代表に選出された。

2種類の溶液を混ぜ合わせ、色が変わるまでの時間を調べる実験では、朝から晩まで12時間、2分おきに同じ作業を繰り返し、動画で記録。動画をフレーム単位で解析し、色が変わるまでにかかる時間がどう変化するのかをグラフ化した。中には、使えないデータもあり、実験を一からやり直すことも。

4人は「協力しながら、気合と根性で乗り切った。コツコツ積み重ねた実験が認められてうれしい」と話し、総文祭ギリギリまで、新たな実験にも取り組んでいる。

総文祭では、「ヨウ素時計反応の誘導時間の経時変化とその原因の解明」と題し、12分以内で発表する。4人は「これまでの成果が伝わるように発表したい」と意気込んでいる。