# 主義・思想

「英労働党の極端な権威主義 欧州で進む政治の三極化の一因に」ブレイディみかこ
2024.08.20

「英労働党の極端な権威主義 欧州で進む政治の三極化の一因に」ブレイディみかこ

 英国在住の作家・コラムニスト、ブレイディみかこさんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、生活者の視点から切り込みます。*  *  * 7月に政権を取ったばかりの英労働党が、7人の労働党議員を党員資格停止処分にした。政府の方針を発表する「

「共に民主党は朝鮮労働党」「民主主義の窒息は避けられない」 李在明代表再選に韓国与党内から批判の声
2024.08.20

「共に民主党は朝鮮労働党」「民主主義の窒息は避けられない」 李在明代表再選に韓国与党内から批判の声

 韓国与党・国民の力は19日、野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)議員が2期連続で代表に就任したことについて「多様性が失われた一極体制であり、党内民主主義は窒息するしかない」と批判した。 国民の力の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)院内代表は汝矣島の党事務所で開催された最高委員会で「

柄谷行人回想録: 理論的な行き詰まりで神秘主義に接近 タイガーマスクで近所を歩き回った
2024.08.20

柄谷行人回想録: 理論的な行き詰まりで神秘主義に接近 タイガーマスクで近所を歩き回った

 柄谷行人さん(83)は、戦後長きにわたって国内外の批評・思想に大きな影響を与えてきた。柄谷行人はどこからやってきて、いかにして柄谷行人になったのか――。そのルーツから現在までを聞く連載の第17回。――「内省と遡行」以来、いよいよ柄谷さんの精神的な危機の時代に突入します。「隠喩と

ハリス氏にバトン渡したバイデン氏…「米国の魂を守るために戦う」(1)
2024.08.20

ハリス氏にバトン渡したバイデン氏…「米国の魂を守るために戦う」(1)

「私たちはジョー・バイデンを愛している(We Love Joe)」。バイデン米大統領が19日(現地時間)、イリノイ州シカゴで開幕した民主党全国大会に登場すると、行事場所を埋めた約5000人の党代議員は起立拍手で迎えながら「We love Joe!」を連呼した。民主党全国大会初日の

勢いづくハリス氏、共和党の人物らも支持…「全国大会で3人以上が支持演説」
2024.08.20

勢いづくハリス氏、共和党の人物らも支持…「全国大会で3人以上が支持演説」

19日(現地時間)に米シカゴで民主党全国大会が開幕した中、共和党および保守陣営側からも複数の「ハリス氏支持」が続き、「ハリス大統領候補擁立式」の雰囲気が盛り上がっている。この日の米CNN放送によると、保守性向のマイケル・ルティグ連邦判事は声明を出し、「2024年大統領選挙で米国の

バイデン氏、ハリス氏への支持訴え
2024.08.20

バイデン氏、ハリス氏への支持訴え

 【シカゴ共同】バイデン米大統領は民主党大会の演説で「自由と民主主義のために投票する準備はできているか。ハリス氏を大統領にする準備はできているか」と述べ、党候補のハリス副大統領への支持を訴えた。

「日本の仏教」と「釈迦本来の教え」の決定的な違い 日本では「大乗仏教」に形を変えて広まった
2024.08.20

「日本の仏教」と「釈迦本来の教え」の決定的な違い 日本では「大乗仏教」に形を変えて広まった

 古舘:それなら釈迦はきっと、「大乗仏教」のように形を変えて世界中に広まるなんて思いもよらなかったでしょうね。日本では釈迦の仏教ではなく、神や仏といった絶対的存在を認める大乗仏教が浸透しているわけですから。 そもそも、なぜ日本では大乗仏教が普及したのでしょうか。時代背景も含めて、

S・S・ラージャマウリの“秘密”に迫る ドキュメンタリー『モダン・マスターズ』の真の価値
2024.08.20

S・S・ラージャマウリの“秘密”に迫る ドキュメンタリー『モダン・マスターズ』の真の価値

 『バーフバリ』シリーズ2作や、『RRR』(2022年)を世界的なヒットへと導き、日本でも多くのファンを獲得している、インドの映画監督、S・S・ラージャマウリ。その物語や演出における、圧倒的な奇想天外さと確かな表現力は、新作ごとに映画界を驚嘆させ、まだまだ若い50歳という年齢ながら、彼をすでに

会社の害虫図鑑(20)セイカシュギ虫 ジョブ型・人的資本経営で勢いづく外来種、「結果がすべて」が招く職場崩壊
2024.08.20

会社の害虫図鑑(20)セイカシュギ虫 ジョブ型・人的資本経営で勢いづく外来種、「結果がすべて」が招く職場崩壊

 あなたの仕事がうまく回らないのは、職場に巣食う「害虫」のせいである――。全体最適のマネジメント理論TOC(Theory of Constraints=制約理論)の第一人者、岸良裕司氏(ゴールドラット・ジャパンCEO)が、会社を停滞させる構造的な問題を害虫に見立て、その特徴と対処の仕方を、実例

知ってはいけない、世界の《残酷な常識》日本人は気付かない、ゼレンスキー英雄説の「危ない実態」…専門家が警告
2024.08.20

知ってはいけない、世界の《残酷な常識》日本人は気付かない、ゼレンスキー英雄説の「危ない実態」…専門家が警告

かつては「小ロシア」と呼ばれていたウクライナだが、ソ連から独立した後は、高い貧困率と政権の深刻な汚職体質に苦しんでいた。ところが皮肉にもロシアとの戦争で初めて国家としてのまとまりが実現した。ロシアがウクライナに侵攻する前、ウクライナの政治体制は腐敗していて、国際社会から非難されて

LINE問題で韓国政府が見落としたこと【寄稿】
2024.08.20

LINE問題で韓国政府が見落としたこと【寄稿】

 「LINE問題」をめぐり、韓国では「データ保護主義」に、日本では「データ保護」に重きが置かれた点は注目すべきことだ。実際、この問題には二つの概念が絡みあい、誰の視点で見るかによって焦点が分かれた。ならば、その二つは何が違うのか。 まず「データ保護主義」とは、国家安全保障、データ

トランプ・バンス体制を作った「極右思想」IT富豪
2024.08.20

トランプ・バンス体制を作った「極右思想」IT富豪

貧困白人労働者の生活を描き、ベストセラーとなった少年時代の回顧録『ヒルビリー・エレジー』。あれから8年。作者のJ.D.バンスは共和党の副大統領候補としていまやトランプ運動を引き継ぐ最右翼に躍り出た。彼の正体を上編、下編に分けて読み解いていく。前編「トランプ陣営の攻撃犬になったベス

習近平は「言うだけ番長」…中国の進める台湾統一を「上策、中策、下策」のシミュレーションで考えてみる
2024.08.20

習近平は「言うだけ番長」…中国の進める台湾統一を「上策、中策、下策」のシミュレーションで考えてみる

孫子は、「謀を以て敵を破るのが上策、軍事作戦での勝利は中策、直接の軍事衝突や凄惨な犠牲を伴う戦闘は下策だ」と言っている。孫子の末裔たちはいま、この基本に沿って台湾に戦争を仕掛けている。「孫子曰く。凡そ兵を用いるの法は、国を全うするを上と為し、国を破るは之れに次ぐ。軍を全うするを上

日鉄買収阻止の意向強調 トランプ氏、保護主義前面
2024.08.20

日鉄買収阻止の意向強調 トランプ氏、保護主義前面

 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は19日、東部ペンシルベニア州で演説し、日本製鉄によるUSスチール買収について「日本に買わせることを止める」と述べ、大統領に返り咲いた場合には阻止すると改めて強調した。外国企業に対しては高関税を武器に米国内での生産を迫るなど、保護主義

「日本は露骨に高齢者差別をしている」「どこがシルバー民主主義なんだ」精神科医・和田秀樹が“日本社会は高齢者に冷たい”と断言する理由
2024.08.20

「日本は露骨に高齢者差別をしている」「どこがシルバー民主主義なんだ」精神科医・和田秀樹が“日本社会は高齢者に冷たい”と断言する理由

〈「高齢者は免許を返納しなくていい」運転をやめた高齢者は要介護リスクが激増…日本人が知らない“免許返納問題”の意外な事実《和田秀樹が解説》〉 から続く 高齢者専門の精神科医として、36年間、延べ6000人の患者を診てきた和田秀樹氏。高齢者は重要な消費者で、「日本経済が復活する芽

イギリス ミソジニー=女性嫌悪を「過激主義」として対策検討 背景に「女性蔑視」インフルエンサーなどの台頭か
2024.08.20

イギリス ミソジニー=女性嫌悪を「過激主義」として対策検討 背景に「女性蔑視」インフルエンサーなどの台頭か

イギリス政府は、国内で広がる女性嫌悪=ミソジニーを「過激主義」の一つとして対策を強化していくことを明らかにしました。イギリス内務省は、過激なイスラム主義や極右主義などの「過激主義」の広がりが暴力を助長しているなどとして、「過激主義」への対策を見直すことを明らかにしました。

「新しい羽根で飛ぶ」出馬表明の小林鷹之氏が自民再生に意欲 ベテランは世代交代警戒
2024.08.19

「新しい羽根で飛ぶ」出馬表明の小林鷹之氏が自民再生に意欲 ベテランは世代交代警戒

9月の自民党総裁選への出馬を19日表明した小林鷹之前経済安全保障担当相に対しては、「政治とカネ」の問題に悩む党内から「刷新感」を期待する声が上がっている。一方で知名度不足は否めないうえ、ベテランを中心に世代交代を警戒する向きもあり、支持を広げられるかが課題になる。■「長老支配では

ロシア当局が俳優ジョージ・クルーニーさんの財団を「好ましくない組織」に指定
2024.08.19

ロシア当局が俳優ジョージ・クルーニーさんの財団を「好ましくない組織」に指定

ロシア検察庁はハリウッド俳優のジョージ・クルーニーさんの財団を「好ましくない組織」に指定しました。 ロシア検察庁が19日、「好ましくない組織」に指定したのは「正義のためのクルーニー財団」です。 財団は、民間施設への攻撃や民間人への拷問、殺害、強姦などロシア軍によるウ

「私はソウル大生の母」ステッカー、市民団体が問題提起
2024.08.19

「私はソウル大生の母」ステッカー、市民団体が問題提起

ソウル大学学校発展財団が、ソウル大学生の家族であることを示す自動車用ステッカーを配布したことをめぐり、光州(クァンジュ)のある市民団体が学閥主義を助長する行為だとして国家人権委員会に陳情を提起した。「学閥のない社会に向けた市民の会」は19日に出した報道資料で、「思慮深くない事業で

《受験業界で話題沸騰》東洋大学が「学力のみで合否を決める推薦入試」導入の衝撃 面接や評定平均値などの推薦対策不要で関東圏の多くの高校から熱視線
2024.08.19

《受験業界で話題沸騰》東洋大学が「学力のみで合否を決める推薦入試」導入の衝撃 面接や評定平均値などの推薦対策不要で関東圏の多くの高校から熱視線

 現在、大学入試では推薦入試での入学者が増えており、その入試方法も多様化している。この中で、東洋大学が導入を決めた推薦入試が大きな話題を呼んでいる。近年、受験生の人気が高まっている東洋大学だが、新たな推薦入試の特徴はどのようなものか。『中学受験 やってはいけない塾選び』が話題のノンフィクション