# 主義・思想

女性嫌悪、過激主義として取り扱いへ 英内務省が戦略見直し
2024.08.19

女性嫌悪、過激主義として取り扱いへ 英内務省が戦略見直し

ヘレン・キャット政治担当編集委員、シャーロット・ローズ政治担当編集委員英内務省は18日、労働党新政権による戦略見直しの一環として、過激なミソジニー(女性嫌悪、女性蔑視)を過激主義の一形態として取り扱うと発表した。イヴェット・クーパー内相は、過激主義戦略の再検討を省内

「地図」について綴ることは「自分」を語ることに近づいていく。
2024.08.19

「地図」について綴ることは「自分」を語ることに近づいていく。

「物」としての地図と「思想」としての地図。「媒体」としての地図。地図にまつわるさまざまなモチーフを通して、それらの交わるところを描いたエッセイ集『地図とその分身たち』。著者・東辻賢治郎さんによる、自身の中の地図をなぞるような本の紹介文をお届けします。『地図とその分身たち』は短いエ

朝鮮王朝の知識人にとって中華は文明の基準を語る観念だった
2024.08.18

朝鮮王朝の知識人にとって中華は文明の基準を語る観念だった

【新刊】裵祐晟(ペ・ウソン)著『中華、消えた文明の基準』(青い歴史刊) 「中華」とは、中国人が自国を誇らしく呼んだり、周辺国で中国を敬して呼んだりする言葉でもあり、世界文明の中心という大変な意味であると同時に、中国中心の世界観を指す言葉でもある。ソウル市立大学国史学科教授の著者は

X社、ブラジルで事業閉鎖を発表 司法からの「検閲」めぐる脅迫か、サービスは継続して提供
2024.08.18

X社、ブラジルで事業閉鎖を発表 司法からの「検閲」めぐる脅迫か、サービスは継続して提供

ソーシャルメディアのXは日本時間の17日、ブラジルでの事業運営を停止すると発表した。同国でのXサービスは引き続き提供される。同社によると、この決定はブラジルの最高裁判所のアレシャンドレ・デ・モラエス判事による「検閲命令」への対応をめぐり、同社の法的代理人が逮捕の脅威にさらされたことを受けてのも

潜入捜査でしか分からない組織の実情 Z世代を狙う過激主義組織の巧妙なグルーミング
2024.08.17

潜入捜査でしか分からない組織の実情 Z世代を狙う過激主義組織の巧妙なグルーミング

 AERAで連載中の「この人のこの本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 大衆化した過激主義の現状を潜入捜査で解き明かすノンフィクション。今回は、気候変動懐疑論、トランスフォビア、ワクチン陰謀論など、日本のSNSにも散見される言

人間はなぜ「仮面」をかぶって生きてしまうのか…日本最高の哲学者が見つけた「意外すぎる答え」
2024.08.17

人間はなぜ「仮面」をかぶって生きてしまうのか…日本最高の哲学者が見つけた「意外すぎる答え」

明治維新以降、日本の哲学者たちは悩み続けてきた。「言葉」や「身体」、「自然」、「社会・国家」とは何かを考え続けてきた。そんな先人たちの知的格闘の延長線上に、今日の私たちは立っている。『日本哲学入門』では、日本人が何を考えてきたのか、その本質を紹介している。※本記事は藤田正勝『日本

「死ぬための教育は、教育のまさに逆転現象」子どもたちを支配した軍国主義は教室だけでなく少年向け雑誌にまで【報道特集】
2024.08.17

「死ぬための教育は、教育のまさに逆転現象」子どもたちを支配した軍国主義は教室だけでなく少年向け雑誌にまで【報道特集】

ひとたび戦争が始まると、国家は子どもたちをも武器に変えます。当時、大人たちはどのようにして軍国少年・少女を作り上げていったのでしょうか。■軍国主義は教室を支配 教室では戦争遂行のために鍛錬する子どもの姿大木秀生さん「校庭の場所は昔のままです。正面に木造

後景に追いやられた「分配」 規模ありきの財政になびいた岸田首相
2024.08.17

後景に追いやられた「分配」 規模ありきの財政になびいた岸田首相

 3年前、国会の所信表明演説で岸田文雄首相は高らかにうたいあげた。 「新自由主義的な政策については、富めるものと、富まざるものとの深刻な分断を生んだ、といった弊害が指摘されています」「分配なくして、次の成長なし」 偏在する富を国民の間で分けることで格差を是正する――

「五星旗の乱」…「中国国旗掲揚しなかったから」台湾系ホテル「追放」テロ(2)
2024.08.16

「五星旗の乱」…「中国国旗掲揚しなかったから」台湾系ホテル「追放」テロ(2)

◇台湾「民族主義では偉大な中国は作れない」このように事態が大きくなると台湾政府も立ち上がった。15日、台湾大陸委員会の梁文傑報道官は「民族主義でビジネスに干渉して、トラフィックを上げる行為は中国を偉大にさせることはできず、国際社会に対してさらなる反感を大きくするだけ」と非難した。

キム・ジュエの「シースルー」 玄松月の「オンドリ髪」…北朝鮮住民がすれば「教化刑」
2024.08.16

キム・ジュエの「シースルー」 玄松月の「オンドリ髪」…北朝鮮住民がすれば「教化刑」

住民の服装やヘアスタイルに対する取り締まりを強化する北朝鮮当局が最近、「オンドリ髪」「肌が見える服」を反社会主義現象に指定し、取り締まりを予告した。「オンドリ髪」は長い髪を束ね上げる玄松月(ヒョン・ソンウォル)労働党副部長のヘアスタイルであり、シースルーは金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の

八紘一宇の塔 歴史学ぶ 非戦へ思い新た 宮崎市
2024.08.16

八紘一宇の塔 歴史学ぶ 非戦へ思い新た 宮崎市

 「8・15平和を考える集い」(平和と民主主義のための県民連合主催)は15日、宮崎市のひまわり荘であった。市民ら48人が参加。日中戦争中に建設された同市の平和の塔(八紘一宇の塔)の歴史をテーマにした講演を通し、非戦への思いを新たにした。

ニューヨーク州の一部でマスク禁止法が成立し物議。そもそも禁止の理由とは?
2024.08.16

ニューヨーク州の一部でマスク禁止法が成立し物議。そもそも禁止の理由とは?

ニューヨーク州ナッソー郡で8月14日、アメリカで初めて、公共の場でのフェイスマスク着用を禁止する法律が成立した。地元メディアWABC-TVによると、この法律は、ナッソー州で人々が「公共の場で個人の身元を隠す目的でフェイスマクスを着用すること」を違法とするものだという。違反した場合

「浪人時代の『文学の夢』、還暦超えて日本の文壇で叶いました」
2024.08.16

「浪人時代の『文学の夢』、還暦超えて日本の文壇で叶いました」

 日本文学研究者である全南科学大学の金正勲(キム・ジョンフン)教授(62)が詩人としてデビューした。それも韓国ではなく、日本でだ。日本語で書いた詩を日本の有力な詩専門誌に発表し、日本語の詩集まで出した。光州(クァンジュ)の詩人である文炳蘭(ムン・ビョンラン)と金準泰(キム・ジュンテ)の詩集を日

ハリスはこれにてオワコン!…最大の激戦州ペンシルべニアで大敗する必然
2024.08.16

ハリスはこれにてオワコン!…最大の激戦州ペンシルべニアで大敗する必然

民主党のカマラ・ハリス大統領候補を何が何でも大統領につけたい民主党系のマスメディアは、共和党のドナルド・トランプ大統領候補を猛烈に批判するキャンペーンを展開している。それでも、冷静に分析すると、「スウィングステート」と呼ばれる激戦州のなかには、すでに2020年11月の大統領選でジョー・バイデン

【解説】イギリスで極右主義者のデモ・暴動が拡大…世界で頻発する白人至上主義「偉大なる交代理論」とテロ
2024.08.15

【解説】イギリスで極右主義者のデモ・暴動が拡大…世界で頻発する白人至上主義「偉大なる交代理論」とテロ

英国で、反不法移民や反イスラムなどを訴える極右主義者たちによる暴力が拡大している。英中部のサンダーランドでは8月2日、極右主義者たちが警察署やその関連施設を放火し、数百人が警官隊と衝突するなどして8人が逮捕された。他にも、極右主義者たちは難民申請者が滞在する建物やイスラム教寺院などを襲撃し、警

フランス大使館「長崎平和記念式典に参加」の写真、「広島で撮影されたもの」と取材に回答。理由は「技術的なミス」
2024.08.15

フランス大使館「長崎平和記念式典に参加」の写真、「広島で撮影されたもの」と取材に回答。理由は「技術的なミス」

在日フランス大使館の公式Xアカウント(@ambafrancejp_jp)が8月9日、長崎の平和祈念式典に参加したとして投稿した写真が、長崎のものではないと指摘されていた問題。同大使館はハフポスト日本版の取材に、「広島で撮影されたもの」と認めた。写真は既に削除しており、「技術的なミ

米コロンビア大の学長が辞任発表 ガザ反戦デモなどに苦慮
2024.08.15

米コロンビア大の学長が辞任発表 ガザ反戦デモなどに苦慮

 米東部ニューヨーク州の名門コロンビア大のネマト・シャフィク学長が14日、辞任を発表した。 コロンビア大は今春、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に対する抗議活動の「震源地」となった。シャフィク氏を巡っては、親パレスチナ、親イスラエルの双方の学生から、抗議活動への対応

海軍士官としての体験を生かした交響組曲の名作『寄港地』【クラシック今日は何の日?】
2024.08.15

海軍士官としての体験を生かした交響組曲の名作『寄港地』【クラシック今日は何の日?】

難しいイメージのあるクラシック音楽も、作品に秘められた思いやエピソードを知ればぐっと身近な存在に。人生を豊かに彩る音楽の世界を、クラシックソムリエの田中 泰さんが案内します。今日8月15日は、20世紀フランスにおける重要な作曲家、ジャック・イベール(1890~1962)の誕生日で

今秋、北海道に展開のロピア 「現金のみ」成否のポイント
2024.08.15

今秋、北海道に展開のロピア 「現金のみ」成否のポイント

 全国で急成長している関東発祥の食品スーパー「ロピア」が今秋、札幌市内に道内1号店を開業する。ロピアの特徴として、支払いを原則現金のみとしている点が挙げられるが、道内大手スーパーではクレジットカードなど現金以外での支払比率が高い。ロピアの道内展開に向けては、「現金主義」が受け入れられるかが成否

名古屋の経済団体「政治への信頼取り戻して…」 物価高などへの対策、ポスト岸田に注文
2024.08.14

名古屋の経済団体「政治への信頼取り戻して…」 物価高などへの対策、ポスト岸田に注文

岸田総理が自民党総裁選への不出馬を表明したことで、名古屋を拠点とする経済団体にも驚きが広がりました。 名古屋商工会議所(嶋尾正会頭)は報道機関向けに出した文書の冒頭に「突然のことで大変驚いています」と記し、「岸田総理は就任以来、新しい資本主義の実現に向けて、様々な施策に取り組まれ