日鉄買収阻止の意向強調 トランプ氏、保護主義前面

AI要約

米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領はペンシルベニア州で演説し、日本製鉄によるUSスチール買収に反対を表明。

トランプ前大統領は外国企業に高関税を課すことで国内生産を促進する姿勢を示している。

ペンシルベニア州は大統領選で重要な州であり、USスチールの買収案件を取り上げることで労働者の支持を獲得しようとしている。

 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は19日、東部ペンシルベニア州で演説し、日本製鉄によるUSスチール買収について「日本に買わせることを止める」と述べ、大統領に返り咲いた場合には阻止すると改めて強調した。外国企業に対しては高関税を武器に米国内での生産を迫るなど、保護主義を前面に出した。

 ペンシルベニア州は大統領選の行方を左右する激戦州の一つで、USスチールが本社を置く。買収案件に向き合う姿勢を示すことで、労働者の票を取り込む狙いがある。