【武雄競輪(モーニング)FⅡ】「泣いて帰りたいくらい」ベテラン黒瀬浩一がクビ回避を懸けて奮闘中

AI要約

2日目3R選抜では、大ベテラン黒瀬浩一が2着に入り、突っ張り先行した門馬琢麿を逆転した。

期末チャレンジ戦の「3期目勝負」で苦しむ黒瀬浩一は、男性更年期のような症状を感じながらも精力的に練習に取り組んでいる。

最終日に向けて準備を進める黒瀬浩一は、頑張る仲間たちを尊敬しつつ、良い結果を残すことの重要性を実感している。

【武雄競輪(モーニング)FⅡ】「泣いて帰りたいくらい」ベテラン黒瀬浩一がクビ回避を懸けて奮闘中

<20日・武雄競輪・2日目>

 2日目3R選抜は、58歳の大ベテラン黒瀬浩一が2着に突っ込んだ。突っ張り先行した門馬琢麿の3番手という好展開から、こん身の追い込み勝負で番手の菊池崇訓を逆転した。

 「尻に火が付くっていうのは、こういうことなのかな。正直なところ、今すぐにでも泣いて帰りたいくらいですよ。この年齢だから順番が来たといえばそれまでなんだけどね…」。期末チャレンジ戦の風物詩となっている「3期目勝負」のまっただ中。元気いっぱいの伸び脚とは裏腹に心の内は穏やかではない。「男性更年期っていうのかな。男性ホルモンが急激に減ってしまって…」。体調と相談をしながら練習と結果に追われる日々は、なかなか耐えがたいものがある。

 「いい着を取らないと疲れも取れないですね。(3期目勝負をしている)みんなすごいですよ。こんな中で頑張っているんだから」と苦笑いを浮かべつつ、最終日の戦いに備えて足早にクールダウンへ向かった。