4月から放送時間短縮…「オールナイトフジコ」の起爆剤として名前があがる大物芸人

AI要約

1985年1月19日、フジテレビ系の伝説の深夜番組「オールナイトフジ」で起きた放送事故について。とんねるずが1500万円のカメラを倒してしまい、放送事故となったが保険金は下りた。

とんねるずが39年後にこの事件を再び話題にし、石橋が実際にカメラを使って事故の顛末を説明。木梨は保険が入っているため大丈夫だと語る。

タレントとして成功を収めたとんねるずと、元ディレクターで後に社長となったフジの港氏の経歴についても触れられている。

4月から放送時間短縮…「オールナイトフジコ」の起爆剤として名前があがる大物芸人

 その“事件”は、1985年1月19日、フジテレビ系の伝説の深夜番組「オールナイトフジ」の放送中に起こった。

 レギュラーだったとんねるずの石橋貴明(62)と木梨憲武(62)は完全なイケイケ状態。その日も前年12月に発売したシングル「一気!」を学ラン姿でパフォーマンスしていた。大暴れの石橋はMC台に頭を強打するなどしたが、ひるまずに箱型のテレビカメラが載せられた台を何度も揺すっているうち、バランスが崩れてカメラがフロアに横倒しに。

 大慌てでスタッフたちがカメラを起こしに行ったが、とんねるずの2人は顔面蒼白。木梨は「俺、知らねーよ……」と何度もつぶやいていたが、結局、1500万円のカメラは廃棄処分に。それでも、なんとか保険金が下りたというが、本来なら、とんでもない放送事故だった。同局のNG名場面番組などでは繰り返し放送され、今も“伝説のシーン”となっている。

 14年11月3日、同局のトークバラエティー番組「ごきげんよう」にとんねるずが出演した際、この事件に言及した。石橋は「あれは壊したんじゃなくて、倒れちゃったんですよ。みんなオレが倒した、倒したって言っていますけど」と席を立ち、実際にテレビカメラを使って説明。カメラを上に伸ばした時「不安定になって、ガタッと行っちゃったんです」と釈明した。木梨は「大人になって聞いたら、保険入ってるんで、大丈夫なんです」と笑いを誘った。

 フジの港浩一社長(72)は39年前、問題となった「オールナイトフジ」のスタジオに、当時はディレクターとして参加していた。後に明かしたところによると、この件で「始末書を書いた」という。

 その後のとんねるずは、同局などで数々の冠番組をヒットさせ大スターとなったが、カメラ騒動から39年経った現在、地上波でのレギュラー番組は、毎年正月恒例のテレビ朝日系スポーツバラエティー「夢対決! とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」のみ。一方、港氏はとんねるずと二人三脚で出世を重ね、タレントの明石家さんま(68)の枠も多く担当し、第二制作部部長、バラエティー制作センター担当局長などを歴任。フジの関連会社・共同テレビの社長を経て2022年6月に社長に就任した。