アストロズ・菊池雄星、移籍後初登板で球団タイ8者連続K あいさつ代わりの6回途中2失点11奪三振 降板時には観客総立ち拍手

AI要約

菊池雄星投手がアストロズでの移籍後初登板初先発し、8者連続三振の球団タイ記録を達成。

菊池投手は6回途中2失点、11奪三振の活躍を見せるも、同点のまま降板し勝ち負けはつかなかった。

ファンからの大きな歓声やXでの称賛が相次ぎ、アストロズにとっては貴重な投手として期待が高まる。

アストロズ・菊池雄星、移籍後初登板で球団タイ8者連続K あいさつ代わりの6回途中2失点11奪三振 降板時には観客総立ち拍手

◇2日(日本時間3日) MLB レイズ―アストロズ(ヒューストン)

 7月末にブルージェイズからアストロズへ移籍した菊池雄星投手が、本拠地でのレイズ戦で移籍後初登板初先発。3回から5回にかけて8者連続三振の球団タイ記録をマークするなど、6回途中2失点、11奪三振。あいさつ代わりの奪三振ショーだったが、同点のまま降板したため勝ち負けともつかなかった。

 初回、先頭打者のディアスに二塁打を許すと、続くカールソンに左中間本塁打を浴び、わずか6球で2失点。2回は先頭打者に安打を許したものの、併殺打などで結果的に3人で抑えた。圧巻は3回。2番・カールソンを空振り三振に仕留めて2つめのアウトを奪うと、そこから8者連続で空振り三振。同点の6回に先頭打者を四球で歩かせて記録は途切れた。その後2死一塁から、4番モレルに四球。球数が94球となったこともあり、ここで降板した。最速97.2マイル(156キロ)の速球を軸に、スライダー、チェンジアップを混ぜて的を絞らせず、降板時は観客が総立ちで拍手を送り、菊池も帽子を取って応えた。

 X(旧ツイッター)ではファンが「8者連続奪三振!!しびれる!!最高だ」「化け物すぎる」「奪三振マシンと化してる」などと舌を巻いた。

 アストロズはア・リーグ西地区首位。過去に松井稼頭央内野手、青木宣親外野手(現ヤクルト)がプレーし、投手では菊池が日本人初。入団会見では「まず優勝を狙えるチーム、そして過去10年間で最もMLBで勝っているチームにトレードが決まってすごく興奮した」などと語っていた。ブルージェイズでは今季22試合登板で4勝9敗、防御率4・75だった。