ソフトバンク和田毅が2軍戦でクローザー 1回無失点に「中継ぎとして貢献できれば」 引退・福田秀平との対戦にも感慨

AI要約

和田毅投手がクローザーとして登板し、無失点でセーブを記録した。

和田は試合中に様々な局面を乗り越え、喜びや感謝の気持ちを表現した。

松山監督や和田自身も、今後も中継ぎとしての活躍に期待している。

ソフトバンク和田毅が2軍戦でクローザー 1回無失点に「中継ぎとして貢献できれば」 引退・福田秀平との対戦にも感慨

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク2―1くふうハヤテ(21日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの和田毅投手(43)が、クローザーとして登場して無失点に抑えた。セーブもつき「上(1軍)ではもちろんないけど、ファームでも初めてのこと。記念すべき」と笑顔を見せた。

 1点リードの9回に「和田」とコールされると、球場から歓声が沸き上がった。「チームが8回に逆転してくれた。9回を任されたので、アドレナリンが出た」。

 先頭打者は元ソフトバンクの福田秀平。4球全て真っすぐで勝負し、最後はこの日最速となる145キロで空振り三振とした。「秀平がフルスイングで来てくれた。今年で引退なのは寂しいけど、全力で対戦できたのはいい思い出になった」と目を細めた。

 続く打者は投ゴロ。和田のグラブをはじいたが、落ち着いて一塁に送った。「ライトが目に入って全くボールが見えなくて、適当に(グラブを)出したら当たった。何とかなって良かった」。その後、右前打を許したが、最後はチェンジアップで空振り三振。マウンド上でグラブをたたき、喜びの感情を出した。

 松山秀明2軍監督は「前回(17日の阪神戦)の球も良かったし、9回を任せてみようと決めていた」と話した。

 左膝と腰のコンディション不良で、12日の四国アイランドリーグplus徳島との3軍交流戦(タマスタ筑後)で約1カ月半ぶりに実戦登板し、2軍で試合を重ねている。倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーターと話をして、中継ぎで投げることを確認したという。「先発で調整する時間もないし、藤井とマツ(松本裕)が今離脱している中で、貢献できる位置に立つことができれば、うれしいこと」と和田。さらに「今まで経験したことないことを、今年になってできることはすごくプラスと思う」と強調した。

 松山2軍監督は「極力、中継ぎのみんなと同じような形で準備させるようにする。今日は9回と決めていたけど、中継ぎはいつどういう風に(マウンドに)行くのか、準備が難しいと思う。そういう難しさも経験させて上げたい」と語った。

(浜口妙華)

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