ダメ押し2ランのソフトバンク栗原陵矢 自己最多打点とともに成長示す「8」【名物記者コラム #好球筆打】

AI要約

ソフトバンクがオリックスを4-0で破り、優勝マジックを4に減らした。有原の好投と栗原の2ランホームランが勝利の立役者となった。

チームは対オリックス5連勝を記録し、投手陣が安定している。栗原は自己最多の78打点を更新し、柳田不在でも穴を埋めている。

栗原の一発は王球団会長も喜ぶほどの大きな勝利をもたらし、チームの優勝への期待が高まっている。

ダメ押し2ランのソフトバンク栗原陵矢 自己最多打点とともに成長示す「8」【名物記者コラム #好球筆打】

 ◆ソフトバンク4―0オリックス(20日、みずほペイペイドーム)

 2位日本ハムよりも早く、目の前の一戦を勝利で終えた。その時点で優勝マジックは一つ減って4。その約1時間後に日本ハムも勝利したため、それ以上は優勝マジックが減ることはなかったが、4年ぶりのリーグ制覇へまた一歩近づいたことだけは間違いない。

 勝利の立役者は8回を無失点に抑えた先発の有原だろう。主力の多くを故障や負傷で欠く打線が相手だったとはいえ、安打も2本しか許さなかった。これでチームは対オリックス5連勝。同カードの連続無失点イニングも32に更新するなど、まさに投手陣さまさまだ。

 一方で、8回に飛び出した栗原の一発も大きかった。二塁打で出塁した今宮を置き、右翼席中段へ。12試合ぶりとなる17号2ランでリードを4点に広げ、ダメを押した。「相手にとどめを刺してくれたね。あの本塁打は大きいよ」。試合を終えてネット裏の球団室から出てきた王球団会長も口角を上げ、喜んでいた。

 この一発で栗原はシーズンの自己最多を更新する78打点となった。これはリーグ3位の堂々たる数字だ。主砲柳田が故障で戦列を離れてからは、3番打者として穴を埋めてきた。「自分が打っていればもっと勝てる試合はあった」と満足していないが、柳田の離脱後に記録した決勝打8本は山川とともにチームトップに立つ。これこそが成長の証しだ。(石田泰隆)

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