首位町田は札幌とスコアレスドローで2位と暫定3差 黒田監督「こういう試合は続く」次節広島と直接対決

AI要約

町田は下位の札幌と0-0で引き分け、勝ち点1を獲得し、暫定首位をキープ。

DF中山が負傷離脱の影響で欠場し、攻撃陣は得点を奪えず。しかし、守備陣はピンチをしのぎ、無失点をキープ。

次節は2位の広島との頂上決戦が控えており、黒田監督はチームを鼓舞している。

首位町田は札幌とスコアレスドローで2位と暫定3差 黒田監督「こういう試合は続く」次節広島と直接対決

 ◇明治安田J1リーグ第31節 町田GIONスタジアム(2024年9月21日 町田0―0札幌)

 前節首位に返り咲いた町田は下位の札幌と0―0で引き分け、勝ち点1を積み上げた。7試合を残し17勝8分け6敗、勝ち点59の暫定首位で、22日に試合を残す2位広島との勝ち点差を3とした。

 前節福岡戦の前半に負傷交代したセンターバック2人のうちDF昌子が先発に復帰した一方で、DF中山はこの日、右膝の内側側副靱帯損傷による戦線離脱が発表された。前節3得点だった攻撃陣は、そのうち2得点に絡んだFW藤本一輝が左サイドを何度も突破して見せ場をつくったものの、決定打を決めることができず。後半には途中出場のFW藤尾翔太やFWデューク、FW相馬勇紀らが投入され攻勢を強めたが、1点が遠かった。

 守ってはカウンターを浴びるピンチの場面も昌子やGK谷晃生らが好判断でしのぎ、前節に続く無失点。31試合でリーグ最少22失点の堅守を発揮した。黒田剛監督は「きょうみたいな試合は続く。これからは上位下位に関係なく、気持ちが強い方が勝つ」と激闘を振り返った。

 町田は次節の28日、アウェーで広島と対戦する。22日の広島の結果次第で、一方が首位でもう一方が2位の状態で迎える頂上決戦。黒田監督は「このリーグで一番大きな試合になる。しっかり準備をして、気持ちを一つにまとめて広島に乗り込みたい」と気合いを入れた。