巨人・吉川尚輝、先制二塁打 セプテンバー男がまたも快音響かせる

AI要約

セプテンバー男が再び活躍し、巨人はDeNAに勝利した。吉川尚輝内野手が9試合連続で安打を記録し、生涯初の3番・二塁での先発となった。

吉川の好走塁で得点機を作り、巨人はDeNAを破った。吉川は最近3試合連続で複数安打をマークし、打率・397、2本塁打を記録している。

巨人は優勝への道が近づいているが、阿部監督はナインを引き締める姿勢を示している。吉川は二塁手部門でも守備率・994を誇り、MVP候補として名前が挙がっている。

巨人・吉川尚輝、先制二塁打 セプテンバー男がまたも快音響かせる

(セ・リーグ、巨人-DeNA、22回戦、19日、東京D)セプテンバー男がまたも快音を響かせた。9試合連続で「3番・二塁」で先発した巨人・吉川尚輝内野手(29)が一回に先制の二塁打を放った。

「(初球に)バントを失敗していたので、その失敗を取り返すつもりで切り替えて振り抜いた」

先頭・丸が二塁打、2番に入った浅野が四球でつくった無死一、三塁の好機。DeNA・ケイが投じたスライダーを捉えた打球は、中堅手・桑原の頭上を越えていった。さらに1死一、二塁の場面では、モンテスの一邪飛の間に二塁からタッチアップ。不意をつく好走塁でオースティンの悪送球を誘い、一気に生還。先発の戸郷に貴重な援護点をもたらした。

9月は試合前までで打率・397、2本塁打を記録。阿部監督から約10分間の打撃指導を受けた14日以降、3試合連続で複数安打をマークするなど、絶好調だ。今季ここまで岡本和と2人だけ全試合出場する副将が、打線を引っ張っている。

18日のDeNA戦で4時間23分に及ぶ死闘の末に引き分け、今季初めて優勝へのマジックナンバー9が点灯。だが、阿部監督は試合後にナインを集め、「マジックはついたけど、ついてないようなもん。浮かれるのはマジック1(から)だって」と異例の訓示でナインを引き締めていた。

二塁手部門でもリーグトップの守備率・994を誇り、リーグ最多14勝の菅野、主砲の岡本和と並んで「MVP候補」とささやかれる背番号2が序盤から躍動した。