IT系企業の営業マン ”2刀流ボクサー”宇野楓麻が2回TKO勝利で東日本新人王準決勝勝利

AI要約

東日本新人王フライ級準決勝で宇野楓麻が斎藤瞭を2回TKOで破り、決勝進出。右ストレートで2度のダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。

宇野は36歳の営業マンで、IT企業の協力を得て練習試合を確保。プロデビューは32歳で、「気持ちが続く限り続けたい」と笑っている。

東日本新人王決勝では、36歳の宇野が11月3日に臨む。高望みはせず、目先の試合に集中して勝ち続けたいと語る。

IT系企業の営業マン ”2刀流ボクサー”宇野楓麻が2回TKO勝利で東日本新人王準決勝勝利

◆プロボクシング ▽東日本新人王フライ級(50・8キロ以下)準決勝4回戦 ●斎藤瞭(2回TKO1分49秒)宇野楓麻〇(19日、東京・後楽園ホール)

 東日本新人王準決勝が行われ、フライ級では宇野楓麻(花形)が2回TKOで斎藤瞭(KG大和)を破り、決勝に進んだ。「右で倒したのは初めて」と2回に右ストレートでダウンさせると、すぐに2度目のダウンを奪う。それでも、相手が立ち上がり「少し焦りましたが、ここで倒さないといけないといきました」と再びラッシュをかけたところでレフェリーが試合を止めた。

 戦績は36歳の宇野が4勝(2KO)2敗1分け、26歳の斎藤が5勝(4KO)2敗1分け。

 ふだんはIT企業「Ross」で働く営業マン。試合が近づくと残業や会議を免除され、少しでも練習試合を確保できるようにしてくれるのだという。「すごく協力してもらっています。きょうも何人か応援にきてくれました」と勝利で恩に応えられたことを喜んだ。

 32歳で「何か誇れるものを」とプロデビュー。遅いスタートとなったが、「年取ってる分、根性あります。気持ちが続く限り続けたい」と笑う。強烈なTKO勝ちでつかんだ東日本新人王の決勝切符。「年が年なので高望みせず、目先の試合に集中して勝っていきたい」と一戦必勝の36歳が11月3日の決勝に臨む。