伊吹遼平「もう負けたくない」 20日に“因縁”の新人王準決勝 勝って祖父・伊吹吾郎に初決勝進出報告だ

AI要約

東日本新人王トーナメントで準決勝を前にした伊吹遼平が状態を整え、再起をかけて気合を入れている。

連敗を経て戦い方を見直し、再起に成功した伊吹は、吉野健二との再戦に臨む決意を示す。

伊吹遼平は、祖父である伊吹吾郎の影響もあり、決勝進出を目指して強い意欲を見せている。

伊吹遼平「もう負けたくない」 20日に“因縁”の新人王準決勝 勝って祖父・伊吹吾郎に初決勝進出報告だ

 ◇プロボクシング東日本新人王トーナメントミドル級準決勝 吉野健二(角海老宝石)《4回戦》伊吹遼平(三迫)(2024年9月20日 東京・後楽園ホール)

 東日本新人王準決勝の前日計量が19日、都内で行われ、俳優の伊吹吾郎(78)を祖父に持つ伊吹遼平(28=三迫、2勝2KO2敗)は72・4キロでパスした。

 髪をピンクに染め上げた伊吹は「状態は過去イチ。もう負けたくない。全てにおいて変わったところを見せたい」と気合十分に話した。

 伊吹は昨年5月の東日本新人王同級4回戦で2回TKO勝利でデビュー。白星発進も、同9月の準決勝で「浪速のロッキー」こと元プロボクサーで俳優の赤井英和の長男、英五郎(29=帝拳)に3回TKO負けで初黒星。今年2月にも吉野健二(23=角海老宝石)に4回TKO負けで2連敗を喫した。

 連敗以降は、戦い方を一からを見つめ直した。「フィジカル練習もスパーリングも一番追い込めた」と同7月には1回TKO勝利で再起に成功するなど「期待してみてもらいたい」と自信満々。昨年敗れた準決勝の舞台で、2月に敗れた吉野との再戦となるが「運良くリベンジさせてもらう機会を得ることになったが、そこに重点置くのではなく、通過点として見ている」と強調した。

 試合当日、伊吹吾郎はNHKバラエティー番組「すイエんサー」のナレーション収録が重なり来場できず。遼平は「(吾郎が観戦した)最後は自分が負けた試合で終わっている。しっかりここを勝って、決勝のリングで勝った姿を見せたい」と11月3日に予定されている決勝進出へ気を引き締めていた。