バンタム級日本ランカーの渋谷亮太が前日計量パス 印波優心戦へ「会場ごと熱くする」

AI要約

日本バンタム級14位の渋谷亮太がバンタム級8回戦に向けた前日計量を行った。渋谷は300グラムアンダーでパスし、対戦相手の印波優心も100グラムアンダーでクリア。

渋谷は前試合でのTKO勝利を経て、2戦連続のKO勝利を目指し、今回の勝利を自らの成長に繋げたいと意気込んでいる。

対する印波はまだ若いが、連勝中で初のA級、メイン、日本ランカーとの対戦を楽しみにしており、勝利への自信を示している。

バンタム級日本ランカーの渋谷亮太が前日計量パス 印波優心戦へ「会場ごと熱くする」

◆プロボクシング ▽バンタム級(53・5キロ以下)8回戦 渋谷亮太―印波優心(17日、東京・後楽園ホール)

 日本バンタム級14位・渋谷亮太(T&T)が16日、都内の日本ボクシングコミッションでメインを務める17日のバンタム級8回戦の前日計量を行った。渋谷は53・2キロの300グラムアンダーでパス。対戦する印波優心(レイスポーツ)も53・4キロの100グラムアンダーでクリアした。

 日本ランカーの渋谷は4月の矢野乃莉守(のりす)=花形=との試合で8回TKO勝利。「すべての面で上回って倒したい」と2戦連続のKO勝利へ意気込む。「目指しているのはチャンピオン。来年には日本(タイトル)取って、そこから世界に」とランキングを上げて、タイトル挑戦への道を切り開くためにも負けられない。2度目のメインとなるが「技術はまだまだだけど強みはメンタルの強さ。会場ごと熱くして勝ちたい」と観客を熱狂させたうえで勝つことを誓った。

 22年の東日本新人王トーナメント準優勝の印波は連勝中。「初めてのA級、初めてのメイン、初めての日本ランカーとの対戦。楽しみたい」と笑顔を見せた。日本ランカーの渋谷を「相手は強いけれど、(自分が)負けているつもりはない」

と自信のあるスピードで翻弄する展開を狙う。こちらも「最後は気持ち。気持ちの勝負をしたい」と技術ではなくハートが勝敗を分けると考え、試合に臨む。

 戦績は23歳の渋谷が8勝(2KO)2敗2分け、22歳の印波は7勝(3KO)2敗1分け。