レーベンスティール、飛躍の秋となるか 田中博師「うなるほどのものが欲しいと思っていましたが」【オールカマー追い切り】

AI要約

オールカマー追い切りの様子を報告。

レーベンスティールの調教内容や課題、師のコメント。

馬の進化に期待し、今後の展望。

レーベンスティール、飛躍の秋となるか 田中博師「うなるほどのものが欲しいと思っていましたが」【オールカマー追い切り】

◇19日 オールカマー追い切り(美浦トレセン)

 美浦Wの直線で、レーベンスティール(牡4歳、美浦・田中博)は僚馬にしっかり併せ切った。夏の間に一回り幅の増した肩を大きく振るわせ、滑らかに加速。4角を抜けると先行していたホウオウカブキ(4歳3勝クラス)の内にすっと取り付いた。併走状態になるとむきにもならず、軸もぶれることなく、柔らかくストライドを伸ばして、間合いを詰め、図ったようにゴール線で同入した。

 田中博師は「ある程度できているところから上昇を狙って負荷をかけつつ、折り合いとか反応を確認しました。うなるほどのものが欲しいと思っていましたが、反応はしていましたね」。及第点といった口ぶりだが、それだけこの馬に求めるものが大きいからだ。

 左が勝っているトモの左右のバランス、折り合いに若干の不安を残している精神面。理想とする完成形にたどり着くにはまだ克服の待たれる課題は複数残る。それでも、克服へ少しずつ、着実に進めている。「新馬のころから心身の幼さがあった馬ですが、着実に一歩ずつ。バランスも100点まで行くのはなかなか。でもそこを目がけてやっています。この夏は肩周り、首が発達しました」と師は話す。結果を残しつつ、なお進化の途上。始動戦から結果を残せば、この秋を飛躍の季節につなげられる。