立命大は確変で秋1勝目へ 今春首位打者の竹内翔汰主将は昨春阪神2軍練習試合で全出塁の猛者

AI要約

関西学生野球の秋季リーグ戦が7日、わかさスタジアム京都で開幕する。立命大は今シーズン、春の敗北から立ち直りを図る。春の首位打者・竹内翔汰外野手がチームを引っ張り、新たな戦略や成績目標を語っている。

竹内翔汰外野手は走力や小技を重視し、春の敗北から学び徹底的に鍛えてきた。新たなプレースタイルでチームを牽引し、試合の展開を変えることを意識している。

昨シーズンは苦しい結果に終わったが、新監督のもとでの再出発を目指す立命大。竹内翔汰外野手の活躍がチームの勝利につながるよう期待が寄せられる。

立命大は確変で秋1勝目へ 今春首位打者の竹内翔汰主将は昨春阪神2軍練習試合で全出塁の猛者

 関西学生野球の秋季リーグ戦が7日、わかさスタジアム京都で開幕する。春のリーグ戦で2度のサヨナラ負け含む0勝10敗で終わった立命大は、悔しい経験を糧に挽回を期すシーズンになる。

 今春4番に座り、3割3分3厘で初の首位打者に輝いたプロ注目の主将・竹内翔汰外野手(4年=創志学園)が、チームを代表して今の思いを語った。

 「長打を打てる選手がいない分、足を使ってランナーを進めたい。戦い方は、春から変わる」。春の反省をふまえ、徹底して鍛えてきたのは走力や小技。ナインには意識改革も呼び掛けた。「野球は、7、8、9回で(試合の流れが)動きやすいスポーツ。『初回から6回までの得点はハンデやと思って、7回からの試合に臨もう』」。

 下級生のころから抜群の存在感を示している。中でも大学2年の3月に行われた阪神2軍との練習試合では、当時新人の門別啓人から安打を記録するなど、フル出場し3打数2安打1打点1四球。右前適時打、遊撃手の適時失策、四球、右前打とチームでは唯一全打席出塁したことが自信になっている。

 今秋の練習試合では、東京6大学を含む強豪校相手に左へ右へと2本ずつ計4本塁打を記録。「どれだけホームランにできるか」と主砲としての覚悟も整った。「リーグ戦を通じて、ヒット15本打てたら3割に届く(計算)。その成績にできたら」と意気込む。

 昨年創部100周年を迎えたが、全敗は初めてで、22年春以来の最下位に沈んだ。「一番勝ちを望んでいる人たちに勝利を届けたい」。昨年末に就任した片山正之監督(67=元トヨタ自動車の監督)に今年こそ。【中島麗】