広島イタタタタまさかの4連敗、大瀬良一回乱調…8安打も打線は0点

AI要約

横浜から地元に帰ってきた広島は、中日に零封負けし4連敗。大瀬良投手は悔しさをにじませるも、3失点を喫し今季4敗目。

打線はチャンスで得点を挙げられず、5試合でわずか5点しか奪えず、監督は前を向いて底を乗り越えるよう呼びかける。

中日に対して3シーズン連続で勝ち越しなしとなり、優勝を目指す中差は広がり、正念場を迎える中、大瀬良は貢献の意気込みを語る。

広島イタタタタまさかの4連敗、大瀬良一回乱調…8安打も打線は0点

(セ・リーグ、広島0-3中日、20回戦、中日12勝7敗1分、6日、マツダ)横浜から地元に帰ってきたが、悪い流れは止まらなかった。広島は5位の中日に零封負けし、4連敗。先発の大瀬良は静かな口調の奥に悔しさをにじませた。

「打たれるつもりで投げたわけでないですし、なんとかしたかった。勝負した中でやられてしまった」

一回の3点が重かった。今季初の中5日での登板で8安打を浴びながら5回まで粘ったが、今季4敗目(6勝)を喫した。一回2死からカリステに左前打を浴びると細川、宇佐見に2者連続本塁打を食らって3失点。特に細川の先制2ランは外角低めのぎりぎりの速球を左中間席まで運ばれ「ボール自体も、高さもコースとあまり反省するボールではなかった」と脱帽するしかなかった。

打線は一回1死満塁で無得点に終わると、8安打を放ちながら相手を攻略できなかった。3日のDeNA戦から4試合で計5点どまり。新井監督は「今が底と思えば、どうってことない。あとはもう上がっていくだけ」と必死に前を向いた。

チームは中日に対しては今季7勝12敗1分けとなり、2022年から3シーズン連続で勝ち越しなしとなった。セ5球団で唯一の負け越しとなっている同カードは残り24試合のうち5試合あり、対策は不可欠となっている。

試合がなかった首位巨人との差が1ゲームに広がり、3位阪神が1・5ゲーム差で迫ってきている。6年ぶりのリーグ優勝を目指す中、まさに正念場。2016-18年のリーグ3連覇に貢献している大瀬良は「優勝を争うしびれる場面はなかなか経験できない」と強調した。(柏村翔)