大事な終盤に痛い4連敗…綻びの見え始めた広島先発陣に仁志氏「最初に複数点取られると、追う立場としては苦しい」と苦言
広島が中日に完封負け。連敗は4まで増え、先発の大瀬良が3失点で試合を落とす。
打線はランナーを進めるも得点できず、松葉を打ち崩せずシャットアウト負け。投手陣の安定が課題。
新井カープは防御率1点台の先発を誇るが、投手陣の立て直しが急務。
広島が中日に完封負け。カードの初戦に敗れるとともに、連敗も4まで増えてしまった。
連敗ストッパーを託された広島・先発の大瀬良大地だったが、初回1死からオルランド・カリステにレフト前ヒットを許すと、4番の細川成也に2ランを被弾。さらに5番の宇佐見真吾にもライトへ運ばれるなど、いきなり3失点とゲームプランは崩れた。
打線も中日・先発の松葉貴大から初回の1死満塁のチャンスをモノにできず、3、4回と立て続けにスコアリングポジションにランナーを進めたがホームを踏めぬイヤな流れとなる。その後は広島投手陣も無失点投球で反撃を待ったが、6回まで松葉を打ち崩せず、7回からは清水達也、松山晋也、ライデル・マルティネスの鉄壁リレーの前に得点を奪えず、シャットアウトで負けを喫した。
前カードDeNAに食らった3タテを引きずるような敗戦に対し、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「この4連敗中ですね。序盤に先発陣が失点してるんですよ。今年はどちらかというと、ピッチャーが頑張っていたのですが」と森下暢仁が5失点、アドゥワ誠が6失点、今日は大瀬良が3失点と打ち込まれた点を問題視した。
解説として出演した仁志敏久氏も「たくさん点を取るというよりも、1点ずつ着実に取る打線なので、やっぱり最初にたくさんの複数点取られると、追う立場としてはちょっと苦しいですよね」と分析。もう一人の解説者の江本孟紀氏も「ここだね。もう1発頑張らないとね」と現状の打破に期待していた。
一時期は防御率1点台の先発を3人揃えるなど、投手力が自慢だった新井カープ。ストロングポイントの立て直しが急務となってくる。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
