体重超過で失格ビネシュが政界進出へ「女性を助けたい」=英BBC報道

AI要約

パリ五輪レスリング女子50キロ級で決勝進出を果たしたビネシュ・ビネシュ(インド)が、体重超過で失格となり、その後政界入りを決めた。

ビネシュは神への感謝を述べながら、野党の国民議会派に入党し、女性を助けることに献身する意向を表明した。

昨年、女子選手への性的嫌がらせ問題で抗議活動を行っていたビネシュの人生が大きく変わる過程を追った。

体重超過で失格ビネシュが政界進出へ「女性を助けたい」=英BBC報道

 パリ五輪レスリング女子50キロ級で決勝に進みながら、体重超過で失格となったビネシュ・ビネシュ(インド)が、政界進出することになった。

 ビネシュは東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)を初戦で撃破。その後も強豪を破り翌日の決勝進出を決めた。しかし決勝当日朝の計量で100グラムオーバー。髪の毛を切り、血抜きも行う壮絶な努力をしたが、体重を落とし切れず、その後に引退を表明していた。

 英国メディア「BBC」によると、ビネシュは野党の国民議会派に入党すると発表。「私は、神が私に国民に奉仕する機会を与えてくれたことにとても感謝しています」「レスリングのキャリアに注いだのと同じだけの献身と努力で、人々、特に女性を助けたい」と記者会見で語ったという。

 ビネシュは昨年、女子選手への性的嫌がらせで告発された元インド連盟会長に対する抗議活動でも注目を集めていた。人生の大転換といえそうだ。