バニャイヤ、地元ミサノで初日トップタイム。優勝で勢い乗るマルケスも2番手|MotoGPサンマリノGPプラクティス

AI要約

ミサノ・サーキットで開催されているMotoGP第13戦サンマリノGPのプラクティスで、バニャイヤがトップタイムを記録。

苦戦するヤマハ勢も、クアルタラロが好調で直接進出を決める。しかし、中上貴晶はQ1からの参加となった。

ライダー達のアタックが続き、マルティン、マルク・マルケス、そしてバニャイヤが順位争いを展開。

バニャイヤ、地元ミサノで初日トップタイム。優勝で勢い乗るマルケスも2番手|MotoGPサンマリノGPプラクティス

 ミサノ・サーキットで開催されているMotoGP第13戦サンマリノGPのプラクティスでは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがトップタイムを記録した。

 サンマリノGPの初日、レプソル・ホンダのジョアン・ミルは胃腸炎の体調不良でFP1から欠場。なおホンダ勢は今回ワイルドカード参戦でテストライダーのステファン・ブラドルが参戦している。

 プラクティス序盤はペドロ・アコスタ(GASGAS)が1分31秒672をマークし、これが暫定トップとなった。

 序盤にはホルヘ・マルティン(プラマック)がスロー走行していたところに、タイトルを争うバニャイヤが後ろから接近。走行ラインを邪魔され、バニャイヤが憤りを示す場面もあった。

 前戦アラゴンGPの勝利で勢いに乗っているマルク・マルケス(グレシーニ)は、序盤に2番手タイムを記録。FP1と同じようにタイムシート上位に並ぶ順調な滑り出しとなった。

 その後もセッション中盤までぽつぽつとタイム更新が続いたが、25分が経過した頃にマルク・マルケスが再びプッシュ。1分31秒364までタイムを縮め、暫定トップを更新した。

 中盤のトップタイム更新は更に続き、アコスタが残り28分頃に1分31秒301と僅かながらマルク・マルケスのタイムを上回った。

 なおコース上ではそのマルク・マルケスと弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)が奇しくも同じ頃に、それぞれ後ろから追いついてしまったマルコ・ベッツェッキ(VR46)とエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)につつかれる状況も見られた。

 残り10分、予選Q2直接進出を狙ったアタックが始まり、ライダー達が次々と自己ベストを更新していった。目まぐるしくタイムシートの並びが入れ替わっていったが、ひとまず暫定トップに立ったのは1分30秒966をマークしたマルティンだった。

 なおアコスタがターン8で転倒してしまったことで、アタック中だったバニャイヤなど最速ペースを刻みつつもタイム更新を諦めたライダーもいた。しかし地元戦のバニャイヤはアタックを続け、1分30秒685を記録。タイムシートのトップに立った。

 この直後、残り時間1分半というところでアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン2で転倒してしまった。イエローフラッグが掲示されたことでここでもアタックを諦めなくてはならないライダーが発生してしまった。

 そして結局、バニャイヤが初日をトップで終えた。また2番手にはマルク・マルケスが入った。3番手はマルティンだ。

 苦戦から抜け出せていないヤマハだが、サンマリノGPではファビオ・クアルタラロが9番手タイムをマーク。約2週間前にミサノでプライベートテストを行なったデータが活きているのかFP1から好調が続いており、予選Q2への直接進出を決めた。

 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は最終的に20番手タイム。予選はQ1からの参加となった。