新競技棟になったボートレース津の舟券は変わったか?/桧村賢一コラム 舟券即戦力【ボートレース】

AI要約

ボートレース津の新しい競技棟が完成し、ピットから2マークまでの距離が短くなったことでレース展開に変化が生じている。

新ピットにおける1コースの1着率が低下し、ダッシュ勢の着絡みが増加している。

新競技棟の影響で4コースからのまくりが増加し、スタート展示での展開想定が重要になっている。

新競技棟になったボートレース津の舟券は変わったか?/桧村賢一コラム 舟券即戦力【ボートレース】

ボートレース津は新しい競技棟を建設していましたが、2年近くの工事の経て2023年12月16日の開催から新しい競技棟を使用するようになっています。建設中は横ピットからレースでした。それ以前は、2マークの奥からのレースからレースをしていました。その頃のピットから2マークまでの距離は150mでした。今回の工事でピットから2マークまでの距離が44m短くなり、106mになっています。児島と同じような距離なので、特別にピット離れ仕様にしない限り、コース取りが大きく変わることはありません。

新ピットになってから、ピットから2マークまでの距離が106mと短くなりました。ピット離れ仕様にしないかぎり、1号艇の1コースは動きません。1号艇の1コース奪取率は99.5%です。ダッシュ勢は新人がいるので多少の変化があるものの、通常では「枠なり」と考えて構いません。スタート展示で枠なりなら本番レースも枠なりです。その分、展開想定を素直に考えることができます。

横ピットの頃の1コース1着率は58.5%でしたが、新ピットになってからの1コース1着率は55.6%とやや1コース1着率が減す。その分、ダッシュ勢の着絡みが増え、5コース3着率は18.2%、6コース3着率は15.4%と以前よりも増えています。4コースの1着率は9.2%だったのが10.9%と増加しています。新競技棟が伊勢湾からの海風を遮ってくれるので、ダッシュ勢がスタートを決めやすくなったのが大きな要因です。決まり手を見ても、4コースからのまくりが2倍も増えています。

1-4-6、3-4-5、4-6-1、5-1-3