【DeNA】蝦名達夫が2番で躍動「必死にプレーすることしか、僕にはできないと思ってる」

AI要約

DeNA蝦名達夫外野手が死に物狂いで食らいつき、チームは勢いに乗って広島を破る。

三浦監督は蝦名の復帰や努力を評価し、シーズン終盤に期待を寄せる。

蝦名は充実のシーズンを送りつつも、最終盤の戦いに向けて必死にプレーしている。

<DeNA6-1広島>◇4日◇横浜

 DeNA蝦名達夫外野手(26)が死に物狂いで食らいついた。1回、先頭梶原が左前打で出塁。広島アドゥワに2球で追い込まれながらも、4球目の低めチェンジアップに食らいついた。左翼線への二塁打で、一走・梶原のスタートを切っており、打者2人で幸先よく先制に成功した。「カジ(梶原)が走ってるところが見えたので、なんとかバットに当てれば、ことが起きるかなと思って食らいつきました」と気持ちで持っていった。

 チームはそのまま勢いに乗ってこの回5得点。逃げ切って、負けられないシーズン最終盤、首位の広島相手に連勝を収めた。2安打1打点と2番の役割を果たした蝦名は言う。「もう形ではなくて、泥くさいというか、必死にプレーすることしか、僕にはできないと思ってるので」。打席だけではない。日々、目の前の1プレーに、文字どおり食らいつく。

 三浦監督も「エビはケガもあったので戻ってきてから徐々に感覚を取り戻してますし、好不調というよりも1年間、1軍でフルシーズン戦ったことはないですから、必死に毎日毎日やってくれてます」と評した。

 今季ここまで58試合で打率2割6分8厘、3本塁打、OPS・715。充実のシーズンを過ごしながらも、シーズン最終盤、ここ一番での活躍を見据える。「精神的にも疲れますけど、1日1日、負けられない戦いが続いている。踏ん張りどころだと思うので、必死にやるだけだと思います」と引き締めた。