「僕の圧でちょっとビビってた…」長友佑都が日本代初召集選手に見せた気遣いとは……長谷部コーチには「違和感しかない」と語るも、「野生の勘」でコーチ就任を“察知”していた

AI要約

サッカー日本代表が千葉県内で練習を行い、長友佑都が存在感を放っていた。

長友と長谷部誠コーチのコンビが注目され、長友は経験を活かして後輩選手をサポートする意気込みを示した。

新星の望月ヘンリー海輝が初召集で緊張している様子を長友がサポートし、和やかな雰囲気の中でチームをまとめる準備をした。

「僕の圧でちょっとビビってた…」長友佑都が日本代初召集選手に見せた気遣いとは……長谷部コーチには「違和感しかない」と語るも、「野生の勘」でコーチ就任を“察知”していた

 9月2日、サッカー日本代表が千葉県内で練習を行った。2026年のワールドカップアジア最終予選の第1戦に向けた合宿初日から、長友佑都が存在感を放った。

 5日に控える中国代表との重要な一戦。そのためにこの日、16人の選手が集まった。その中でフィールドプレイヤーとしてピッチに出たのは長友佑都、中山雄太、細谷真大、望月ヘンリー海輝の4人だけ。人数こそ少なかったが、見所は十分だった。

 その中心にいたのが37歳のベテランDF長友佑都だ。この合宿から、元日本代表主将の長谷部誠コーチが参加。長友とは長い時間、共闘してきた仲とあって冒頭から言葉を多くかわした。早くも融合したかに見えたが、長友は「違和感しかないっすね」と笑わせると、「選手のときよりコーチのほうがかっこいいっすね。なんかオーラが増してるような感じが。冗談とかじゃないすけど、いるだけで落ち着くね」と持ち上げる。

 しかし、それはけっして“よいしょ”ではなく、マジメなトーンで「スタッフと選手で形は違いますけど、代表をまとめるという部分では、仕事はそこまで変わらないんじゃないですか」とも語った。

 その長谷部氏の日本代表コーチの就任は多くの人を驚かせたが、長友は「全然びっくりしなかった」と“想定内”の出来事だったと明かす。

「遅かれ早かれ来るんだろうなっていうのは野生の勘で(分かっていた)。代表でも長くプレーしてきますし、海外でも僕らはいろいろな経験をしてきているんで、最終予選も今回5度目ということで、酸いも甘いも経験している。(直近)2大会の(W杯最終予選)初戦は負けているので、そういった意味でも、経験を長谷部さんとともに後輩たちにつないでいきたい」

 こうも語って、長谷部・長友コンビで森保ジャパンをけん引することを誓った。

 そう語るだけに、この日の行動でも魅せた。フィールドプレイヤー4人の中で、最年少の望月ヘンリー海輝は今回が初召集。2001年生まれで現在22歳の望月は、今季がプロ初シーズンという新星である。一方で、心細ささや緊張もあったようで、事前にベテランDFに相談。長友は、「ガツガツしてるんかなと思ったら、自分で“メンタル弱いんです”ってしょっぱなから来たから」と、馴染みやすい環境を作っていた。