【アメフト】関学大「後ろめたいことない」規律違反で5選手処分も桃山学院大に75-10王道発進

AI要約

関学大が桃山学院大を圧倒し、開幕戦で完勝した。新入りの桃山学院大を前半だけで44-3でリードし、総合得点数は75-10となった。

日本代表選手の規律違反による騒動があった中、関学大は集中力を保ち、勝利を収めた。大村和輝監督は特別な言葉をかけず、チームはゲームに集中した。

関学大LB永井励主将はチームの目標を変えず、日本一を目指していることを強調。薬物使用疑惑については陰性結果を根拠に否定している。

【アメフト】関学大「後ろめたいことない」規律違反で5選手処分も桃山学院大に75-10王道発進

<アメリカンフットボール関西学生リーグ:関学大75-10桃山学院大>◇3日◇大阪・MKタクシーフィールドエキスポ

 甲子園ボウル史上最多6連覇中の関学大が、完勝発進した。今季1部に昇格してきた桃山学院大を迎え撃つと、前半を44-3、後半も31点を追加して計10タッチダウンと圧倒した。

 開幕直前の8月30日、U20(20歳以下)日本代表の5選手が重大な規律違反を犯したとして、日本協会から無期限活動停止などの処分が科されていた。

 騒動の渦中も、大村和輝監督は初戦に向けて特別な言葉をかけることはなく「我々にできることに、集中するしかない。チームとしては何も後ろめたいこともないし、とにかくやれることに集中していいゲームをしようと。それだけです」と準備してきた。

 集中力を保って勝ち切った選手に「まあまあ良かったと思います。当然課題もいっぱいあるんですけど、こういう状況で選手が力を発揮してくれた」と評価した。

 チームを率いるLB永井励主将(4年)も動じなかった。「僕たちが目指す場所は変わらない。こういうことが起きてしまいましたけど、僕たちの信念にうそはない。本気で日本一を目指して活動しているので、変わらず自分たちが信じるものを信じて、甲子園ボウルで日本一になる瞬間に向かって、走り続けたい」と日本一の堅持をあらためて誓った。

 処分が科された部員のうち1選手は、大麻の所持、使用の疑いがかけられているが、関学大は尿検査の陰性結果を根拠に薬物使用の事実認定はしておらず「日本協会とは見解の相違がある」として部の活動を継続させている。