関学アメフト部が謝罪  “大麻使用疑惑”「日本協会の発表内容とは見解に相違がある部分も」

AI要約

関学アメフト部から日本代表に選出された5人が規律違反を犯し、日本アメリカンフットボール協会から処分を受けたことが明らかになった。

選手の中には大麻含有製品の蓋然性がある物質を所持・使用したとして無期限資格停止処分を受けた者も含まれている。

関学アメフト部は事件を重く受け止め、混乱や調査の労力をかけたことを謝罪。今後日本協会からの説明を受けた上で対応する考えを示した。

関学アメフト部が謝罪  “大麻使用疑惑”「日本協会の発表内容とは見解に相違がある部分も」

 関西学院大学アメリカンフットボール部は8月30日、同部からU20日本代表に選出された5人に対し、日本アメリカンフットボール協会より処分があったことを明らかにした。あわせて、日本協会から関学アメフト部に対しても勧告があった。

 日本協会は同日、処分内容を公表。6月19日から7月2日にかけて行ったU20代表のカナダ遠征の際、関学アメフト部の5人に重大な規律違反があったとした。個人情報保護の観点から、選手の実名や違反内容の詳細についての公表は差し控えるとしている。

 その上で「選手1人については、大麻含有製品の蓋然性がある物質を所持・使用したことを理由に、日本代表に選抜される資格を無期限停止とし、所属大学に当該選手の無期限活動停止を勧告しました。他の選手4人はその他の規律違反が認められたため、有期の日本代表選抜資格停止(1、2年間)かつ厳重注意とし、うち1人についてはさらに所属大学に当該選手の6か月間の対外試合出場停止を勧告しました」とした。現場責任者を務めた日本協会常務理事(強化育成担当)も厳重注意処分とした。

 対して関学アメフト部は、公式サイトを通じ「弊部として、本学選出の代表選手5人が処分を受けたこと、部に対して勧告を受けたことについて、大変重く受け止めております。また、本件によって日本代表チーム並びに関係の皆様に大きな混乱を招きましたこと、日本協会の皆様に調査等の膨大な労力をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。

 同日会見を開くとともに「弊部として日本協会の発表内容とは見解に相違がある部分もあり、今後、日本協会から処分の理由・根拠について説明を受けたのち、弊部としての対応を明らかにしたいと考えております」とした。