プレミア日本人へ監督「怒りを露わ」なぜ? 現地は“序列落ち”の可能性も指摘「少し時間が必要」

AI要約

クリスタル・パレスはチェルシーとの試合で1-1のドローに終わり、日本代表MF鎌田大地がスタメン出場した。鎌田のプレーについてメディアが言及し、将来的な立ち位置の変化が指摘されている。

鎌田は序盤苦しい面も見せたが、後半に良いパフォーマンスを披露。一方でクラブメディアは、新加入のFWエディ・エンケティアが起用される可能性を示唆し、鎌田のポジションが変化する可能性に言及している。

記事は最後に、鎌田がプレミアリーグに適応するには時間が必要と指摘。結果を出し続けることが重要であるとしている。

プレミア日本人へ監督「怒りを露わ」なぜ? 現地は“序列落ち”の可能性も指摘「少し時間が必要」

 イングランド1部クリスタル・パレスは現地時間9月1日、プレミアリーグ第3節チェルシー戦で1-1のドローとなった。日本代表MF鎌田大地はスタメン出場し88分間プレーしたなか、今後鎌田の立ち位置が変わる可能性をクラブ専門メディアが指摘している。

 前節ウェストハム戦はベンチから途中出場となっていた鎌田。チェルシー戦で今季2試合目のスタメンを飾ったなか、クリスタル・パレスは前半25分に失点し追いかける苦しい展開となる。それでも後半8分、MFエベレチ・エゼのミドルシュートが決まり同点に。逆転には至らなかったものの、チームは1-1で勝ち点1を手に入れた。鎌田は後半43分にベンチに退いている。

 クラブ専門メディア「We Are Palace」は、そんな鎌田のプレーに言及。「オリバー・グラスナー監督が怒りを露わにした」と、前半39分のワンシーンを取り上げ、日本人MFの立ち位置にまで言及している。

「鎌田はウェストハム戦(2-0)でベンチだったものの、今回プレミアリーグでは2度目の先発出場を果たした。チェルシー戦ではチームが序盤に攻めあぐねていたため、グラスナーはタッチライン際で不満を露わにしていた。前半39分に鎌田が巻き込まれて有望なカウンター攻撃を無駄にした後、怒りを露わにした」

 記事が指摘したのは、味方とのパス交換でバックパスを選択し、相手に狙われ奪われた場面だ。「28歳の彼にとって前半は苦しいものとなった」と最初の45分間に不安を呈したが、一方で「後半の方がはるかに良いパフォーマンスを見せゴールに迫った」と好材料も挙げている。

 ただ、クラブが新たにアーセナルより獲得したイングランド代表FWエディ・エンケティアの名前を挙げ「チェルシー戦が進むにつれて鎌田が成長したのが見て分かったにもかかわらず、イングランド代表選手と入れ替わる可能性があると考えられる」と同メディアは考察を展開した。その際には、3-5-1-2にフォーメーションが変更される予想を立てている。

 記事では最後に「鎌田がイングランドサッカーに慣れ、プレミアリーグの激しさに適応するにはもう少し時間が必要になりそうだ」と見解を示す。ここ数試合で鎌田へさまざまな評価が流れるが、1ゴール1アシストをマークしたカラバオカップのノリッジ戦(8月27日/4-0)のように、結果で信頼を得る必要がありそうだ。