ベティスMFフォルナルス、レアル・マドリー戦後エンバペのことばかり質問されて辟易…「マドリーの見方をテストされているのか?」
レアル・マドリー対ベティスの試合後、ベティスMFパブロ・フォルナルスはエンバペに関する質問に戸惑い、皮肉を交えながら対応した。
フォルナルスはエンバペの素晴らしさを認めつつ、自らのチームであるベティスを強調し、マドリーに敬意を払わせる姿勢を示した。
フォルナルスは試合内容に満足しており、ベティスがマドリーに対し真っ向から勝負できたことを誇りに思っている。
1日のラ・リーガ第4節レアル・マドリー対ベティス(2-0)戦後、ベティスMFパブロ・フォルナルスがスペインメディアの取材に戸惑うことになった。
今夏レアル・マドリーに加入したエンバペが、ラ・リーガ初得点含めて2得点を記録したこの一戦。試合後、サンティアゴ・ベルナベウの地下にあるミックスゾーンでは、誰に対しても、とにかくエンバペのことについて質問するような空気が生まれていた。
これに戸惑い、辟易していたのがフォルナルスだ。ミックスゾーンに現れてメディアに対応していた同選手はまず、「エンバペはどうですか? 止められない選手ですか?」と問われて、次のように返した。
「……分からないよ。“止められない“としたら、初戦からゴールを決めていたんじゃないかな? 彼が素晴らしい選手であること、マドリーが世界最高の選手たちを集めていることは理解している。彼のこともゴールを決めてもらうために獲得したんだよね」
すると、ある記者が「エンバペはマドリーの最初の試合、スーパーカップでゴールを決めていますよ」と指摘。これにフォルナルスは苦笑しながら、こう返答している。
「そうなんだね。でも君たちはベティス、それともエンバペのどちらについて質問したいんだい?」
この皮肉を交えた返答の後、さらに記者が「エンバペは初戦のスーパーカップでゴールを決めているんですよ」と同じ指摘を繰り返す。するとフォルナルスは「つまり僕がマドリーをどう見ているかのかを知りたいってことだね(笑)」とあきらめた様子だった。
スペイン国内でこのやり取りは、ベティスとフォルナルスに対して、あまりに敬意が欠けていると騒動になっている。
なおフォルナルスは、ベティスがこの試合で見せたプレーに手応えをつかんでいたようだった。
「60分過ぎくらいまでのプレーには本当に満足している。ただマドリー戦で試合を通して耐え続けるのは簡単じゃない」
「彼らと真っ向から勝負できたことは素晴らしかった。僕たちは速攻を仕掛けて、最後までチャンスを手にすることができた。満足しているし、僕たちが素晴らしいチームだという確信を得られたよ」