“ジュニア四冠”13歳・須藤弥勒は初日「78」 バーディー発進も続く2番でダボ「急いでいて動揺してしまいました」

AI要約

13歳のアマチュア、須藤弥勒がゴルフ5レディスに参戦。

初日のラウンドで苦戦しつつも、前半と後半で差が出る。

弥勒はパットの精度を上げ、予選通過を目指す。

“ジュニア四冠”13歳・須藤弥勒は初日「78」 バーディー発進も続く2番でダボ「急いでいて動揺してしまいました」

◆国内女子プロゴルフ

ゴルフ5レディス 8月30日~9月1日 GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜県) 6559ヤード・パー72

 ジュニア世界大会四冠を達成しているアマチュアで13歳の須藤弥勒が、予選落ちした前週の「ニトリレディス」に続く、ツアーデビュー2戦目となる「ゴルフ5レディス」の初日を「78」で終えた。

「ショットは良かったのですが、入るべきところでパターが入らないし、ショートパットが決まらなくて、ラインの読みよりも打ちきれていない部分が多かったです」と、グリーン上で苦戦した初日のラウンドを総括した。

 この日は7時20分にスタート。出だしの1番で170ヤードの2打目を「ちょっと大きい番手を持った。ミスっても大丈夫かなという保険があった」と、7番ウッドで3.5メートルにつけバーディーを先行した。「傾斜がすごくあったので、下手すると右に行っちゃうかもしれないし、左のドローがかかってバンカーに落ちるかもしれなかった」と、合わせにいったショットを振り返った。

 しかし、続く2番パー5で3打目の番手選択をミスし、「左にいってしばらく探してもボールが見つからなくて、急いでいて動揺してしまいました」と、ダブルボギーを喫した。その後、5番から3連続ボギーを叩いたが、後半は落ち着きを取り戻したのか、2ボギーにとどめ「38」でプレーした。

 この日も“弥勒ちゃん”のプレーを一目見ようとたくさんのゴルフファンが見守ったが、「遠方からいらした方もいると思うんですが、完璧ないつも通りの自分が見せられなかったので、ちょっと申し訳ない」と、満足はいっていない様子。

「できる限りパッティングを直していきたい。ショットはいつも通り、そのまま変えません。雨が降ったり、天気が今日と違うのであれば、番手は全体的に下げたりするのですが、そんなに変えずにパッティングだけ直していこうかな」と、目標の予選通過へ意気込んだ。

2011年8月6日生まれ。群馬県太田市出身。身長150センチ。1歳でゴルフを始め、父・憲一さんの指導を受けて育った。17年に「世界ジュニアゴルフ選手権(6歳以下の部)」で史上最年少優勝。翌18年にも同大会を連覇。19年に「マレーシア キッズ世界選手権」、21年に「アメリカ キッズ世界選手権」、22年に「欧州 キッズ世界選手権」で優勝し、ジュニア世界大会四冠を達成した。