【大相撲】大関琴桜 初優勝に向け気合「自分らしくやれることをやっていく」

AI要約

大相撲秋場所を控えた29日、国技館で横審による稽古総見が行われた。大関琴桜は腰痛を抱えながらも実力を示し、10勝4敗の成績を残した。

琴桜は大関昇進後3場所連続で2桁勝利を収めているが、まだ優勝経験がない。悲願の賜杯獲得を目指して気持ちを切り替え、準備を進めている。

優勝を目指すために自らを高めていく姿勢を示す琴桜は、秋場所に向けての準備に集中し、レベルアップを図ることを決意している。

【大相撲】大関琴桜 初優勝に向け気合「自分らしくやれることをやっていく」

 大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を控えた29日、国技館で横綱審議委員会(横審)による稽古総見が開かれた。大関琴桜(26=佐渡ヶ嶽)は大関豊昇龍(25=立浪)、小結平戸海(24=境川)と計14番取って10勝4敗だった。 

 琴桜は25日まで行われていた夏巡業中に腰痛を発症。それでも、この日は平戸海との3番で全勝するなど、看板力士の実力を示した。「巡業であまり稽古ができなかったし、本格的な稽古は久しぶりだった。(番数は)できる限りいこうと思っていたし、思った以上にしっかり取れた」と納得の表情を浮かべた。

 大関昇進後の3月の春場所から3場所続けて2桁勝利中。安定した成績を残している一方で、これまで優勝経験はない。

 悲願の賜杯獲得に向けて「優勝を目指してやっていくのは当たり前。(秋場所に向けて)気持ちをつくって準備していくのが大事だし、持っているものをしっかり出し切れるように体をつくる。一つずついろんな面でレベルアップできたらいい。自分らしくやれることをやっていく」と気を引き締めた。