アルカナ社8月セール初日に矢作師がフランケル産駒落札「とても品のある牝馬」

AI要約

フランスのドーヴィルで行われたアルカナ社8月1歳セールの初日。矢作芳人調教師が凱旋門賞馬ヴァルトガイストの近親として80万ユーロでフランケル産駒を落札。

小林智調教師と清水裕夫調教師もそれぞれ高額落札。小林智調教師は36万ユーロでウートンバセット産駒を、清水裕夫調教師は10万5000ユーロでハバナグレイ産駒を落札。

それぞれの馬には強力な血統があり、期待が高まる落札となった。

 フランスのドーヴィルで16日、アルカナ社8月(オーガスト)1歳セールの初日が行われた。

 矢作芳人調教師(63)は上場番号28番のフランケル産駒(牝1、母ヴァルトジャグド)を80万ユーロ(約1億2800万円)で落札した。初日3番目の高額落札だった。近親に凱旋門賞馬ヴァルトガイストがいる血統。一昨年の同セールで落札した半兄アウェイキング(牡3、父キングマン)は凱旋門賞と同日に行われるG1フォレ賞(芝1400メートル、10月6日=パリロンシャン)に登録を行っている。落札後のインタビューで矢作師は「とても品のある牝馬で、馬体に欠点がなかった」とコメントしている。

 また、フランスのシャンティイで開業している日本人の小林智調教師は上場番号78番のウートンバセット産駒(牝1、母ブライダルダンス)を36万ユーロで落札。独1000ギニー馬の半妹という血統。同じくシャンティイで開業している清水裕夫調教師は上場番号82番のハバナグレイ産駒(牡1、母バブリー)を10万5000ユーロで落札している。おばがナンソープS、アベイドロンシャン賞を勝ったマーシャ、近親にソヴィエトソングがいる血統。