仙台育英・須江監督が「関東第一―明徳義塾」で名解説「練習の手を止めて…」などワードセンス発揮
新基準の低反発バット導入により、仙台育英の須江監督は競技力向上につながる可能性を高く評価。
関東第一―明徳義塾の試合を解説しながら、両チームのプレーを評価し、指導者や子供たちに観戦を推奨。
新基準バットの影響により、打順通りの野球が重要視され、選手たちも新バットによる素晴らしいプレーに興奮。
◇第106回全国高校野球選手権 第10日 関東第一―明徳義塾(2024年8月16日 甲子園)
仙台育英の須江航監督(41)が今年から導入された新基準の低反発バットに「競技力の向上に絶対つながる」と好意的な姿勢をみせた。
東北勢で初の甲子園優勝を果たした指揮官は、テレビ朝日系列のテレビ、ネット中継で「関東第一―明徳義塾」の解説を担当。
両チームを高く評価する須江監督は「練習の手を止めて全国の指導者や子供たちは観てもらいたい」と進めた。
仙台育英の選手たちもテレビで観戦しているという。
その理由は両チームが新基準バットに対応した素晴らしい野球をしているからだという。
須江監督は新基準バットの導入で「打順通りの野球になる。上位が出て主軸の長打力。6、7、8、9番の粘り。そして守れることが絶対条件になる」と説明した。
低反発と言われるが「飛ばなくなったより芯が狭くなった、が正しい表現ですね」と話し、「競技力の向上に絶対つながる」と言い切った。
「青春ってすごく密」の名言を残した名将らしく解説でも独特のワードセンスを発揮。「スライダーに角(かど)がある」「選手だけじゃなくみんなの甲子園」「魂のプレー」「ヒットゾーンを理解したバッティング」と視聴者を楽しませた。