聖和学園 初めての甲子園 地元からも熱い声援〈宮城〉

AI要約

夏の全国高校野球大会で初出場した聖和学園が石橋高校との初戦に臨みました。仙台からも熱い声援が送られ、激戦が繰り広げられました。

聖和学園はチャンスをつくるものの先制できず、相手チームに4点を奪われる展開となりました。打線も反撃に出るものの、結局は初戦敗退という結果となりました。

生徒や教職員は感謝の気持ちを述べ、次に向けての準備を進めると共に、初の甲子園出場を経験として成長していくでしょう。

聖和学園 初めての甲子園 地元からも熱い声援〈宮城〉

夏の全国高校野球大会は7日目の8月13日、宮城代表・聖和学園が初戦に臨みました。仙台からも熱い声援が送られました。

春夏通じて初めての甲子園出場となる聖和学園。同じく夏、初出場の栃木代表・石橋との初戦に臨みました。歴史を塗り替えた選手たちを応援するため、仙台市太白区の校舎からも声援が送られました。

高橋咲良アナウンサー

「聖和学園の甲子園初勝利を後押ししようと、こちらには在校生が応援に駆けつけています」

創部20年目で掴んだ甲子園初出場。選手だけでなく、保護者や職員にとっても初めての経験となります。応援グッズの発注から応援団のバスの手配まで。すべてが未知の作業です。

応援練習にも熱が入りました。

「ゴーゴーゴー聖和学園~杜の都の牛タンパワー」

吹奏楽部員

「みんなの気持ちが届くような演奏ができたら」

野球部員

「一生懸命先輩たちがプレーしているところを後押しできる応援をしっかりやりたい」

たくさんの声援を力に変えたい聖和学園は初回、先頭のキャプテン三浦!宮城県大会の打率5割超えと頼れるキャプテンが両チーム通じて初めてのヒットを放ち出塁に成功します。

このまま先手を奪いたい聖和学園ですが…つづく2番・中善寺が三振。進塁をねらった三浦もタッチアウトでダブルプレー。チャンスをつくることができません。

すると3回までわずか1安打と好投を見せていた先発の齋藤佑樹が4回、ノーアウトから出塁を許すとその後、満塁のピンチを背負います。ストレートをライト前に運ばれ痛恨の2点タイムリー。欲しかった先制点を相手に奪われます。さらに、続くバッターにもタイムリーを浴びるなど齋藤佑樹はこの回4点を失いリードを許します。

それでも打線は直後の4回ウラ。2年生ながら4番に座る佐藤がサードへの強襲ヒットで塁に出ると、その後、2アウト満塁。絶好のチャンスで打席には勝負強い代打・早坂!しかし、空振り三振チャンスを生かすことができません。

甲子園初勝利へ反撃に出たい聖和学園は5回にも2アウト1塁3塁のチャンスをつくり、前の打席ヒットの4番・佐藤!ここは相手の好プレーで得点を奪うことができません。

6回以降も相手のエースに封じられ5点ビハインドで迎えた最終回。この夏、初出場の代打・碓井。三遊間を抜けたかという当たりをサードがファインプレー。またしても相手の好守備に阻まれます。

その後9回2アウト打席にはエース・千葉。ヘッドスライディングも思いは届かず…「甲子園初勝利」を目指した聖和学園の夏は初戦で幕を閉じました。(石橋5ー0聖和)

生徒

「甲子園に出るというのが当り前じゃないので、いい試合を見せてくれてありがとうって感謝です」

聖和学園 後藤英樹教頭

「お疲れさまでしたと、本当に宮城県を背負ってよく頑張ってきてくれましたねと伝えたいと思いますね」