大阪桐蔭が夏甲子園初の完封負け、またも「北信越勢」に屈辱【24年・夏甲子園】

AI要約

大阪桐蔭が小松大谷に3-0で敗れ、夏甲子園での完封負けは初めての出来事だった。

大阪桐蔭の打線は小松大谷の西川投手に5安打に抑えられ、逆転のチャンスをつかむことができなかった。

西谷監督は選手たちの力を出しきれなかったことを反省し、22年以来の2回戦敗退となった。

大阪桐蔭が夏甲子園初の完封負け、またも「北信越勢」に屈辱【24年・夏甲子園】

<第106回全国高校野球選手権大会:小松大谷3ー0大阪桐蔭>◇14日◇2回戦◇甲子園

夏甲子園5回を誇る大阪桐蔭(大阪)が、打線が振るわず2回戦で敗れた。夏甲子園で完封で敗れるのは、通算50試合目で初となった。

小松大谷(石川)先発の西川 大智投手(3年)の前に、打線が5安打に抑えられ、反撃の糸口もつかめず、最後まで本塁を踏むことができなかった。

3番の境 亮陽外野手(3年)は「荒れ球で打ちにくく、狙い球が絞りにくい投手でした」と下を向いた。

大阪桐蔭先発の151キロ右腕、森 陽樹投手(2年)は、7回に味方の失策と適時打を浴びて2点を失うも、6回まで無失点に抑える好投を見せたが報われなかった。

西谷監督は「夏になればどの学校も強いですし、気迫も感じられます。うちはそこにかなわなかった。接戦になれば、足を使うならば、いろいろ作戦が大事になりますが、まだ高校生なので、常に力を発揮できるわけではない。でも力を出してあげられなかったのが申し訳なかったです」と振り返っていた。

大阪桐蔭は22年センバツ、22年夏、23年センバツ、24年センバツと甲子園出場4大会連続でベスト8以上の成績を残していたが、21年夏以来の2回戦敗退となった。

甲子園での完封負けは、2015年センバツの敦賀気比(福井)との準決勝(0-11)以来。1991年センバツでも松商学園(長野)に完封負けを喫していて、春2度、夏1度の完封負けは、いずれも北信越勢が相手となってしまった。