【2歳馬ジャッジ】アルレッキーノが現2歳芝部門の最高値を記録 カワキタマナレアは重賞で楽しみな一頭

AI要約

アルレッキーノが2歳世代芝部門の指数最高値を記録して圧勝。将来の重賞戦線での活躍が期待される。

カワキタマナレアは好位からの追い込みで圧巻の勝利。上がり3Fタイムは古馬クラスと比較しても十分なものだった。

2歳世代の新星たちが活躍する2歳戦は今後も注目が集まる。特にアルレッキーノやカワキタマナレアの今後の成長が楽しみだ。

【2歳馬ジャッジ】アルレッキーノが現2歳芝部門の最高値を記録 カワキタマナレアは重賞で楽しみな一頭

このコラムでは古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。今回は新潟でアルレッキーノが現2歳世代芝部門の指数最高値を記録、札幌では同週の芝で最速の上がり3Fタイムを記録したカワキタマナレアなどが出た、8月3日、4日の2歳戦について指数と評価を掲載する。

4番枠からスタート。ひとつ内の馬が大きく立ち上がった影響もあり、ゆっくりゲートを出していったが、スピードの違いで先頭に立つ形となった。道中はコントロールしながらの逃げで2番手と1馬身差で直線へ。ラスト2Fで追われると2列目に3馬身差。ラスト1Fでさらに差を広げて7馬身差で圧勝した。

本馬は6月の東京新馬戦では、勝利したクロワデュノールが強すぎたことで好指数を記録しながらも2着。逃げてマークされる苦しい形となりながら、好指数を記録しての2着は高評価できるものだった。今回はデビュー2戦目。勝利は当然としてどのくらいの指数を記録するかが見どころだった。

結果は7馬身差の圧勝。指数は前年の半姉チェルヴィニアがデビュー2戦目の未勝利戦で記録したものと同等となった。よって、前年で言うなら新潟2歳Sで勝ち負けとなる指数を記録したことにもなる。

また今回の指数は先に行われた函館2歳Sを上回り、現2歳世代芝部門のNo.1となった。今後の重賞戦線での活躍がとても楽しみだ。

10番枠から好スタートを決め、じわっと内に切れ込み好位の内を追走。向上面で2番手に上がり、逃げ馬と3馬身差で3角へ。3~4角では我慢させ、直線序盤で促されると一気に先頭。ラスト1Fでは突き放す一方で5馬身差の圧勝だった。

上がり3Fタイムは39秒3。これは平凡に見えるが、同日同距離の古馬3勝クラス勝ち馬の上がり3Fタイムが37秒8だったことを考えれば、実は悪くない。ラスト2F13秒1-13秒0も悪くないだろう。

この馬は前週の新潟新馬戦を2勝した森秀行厩舎の管理馬。OBSマーチセールの出身という点も同じ。フットワークになかなかの大物感を感じる。日本競馬に新しい風を吹かせてほしい馬だ。