モーリス産駒ジーティーマンが快勝 小栗調教師「大きな舞台へ」【新潟5R・2歳新馬】

AI要約

新潟5Rで行われた2歳新馬は、モーリス産駒のジーティーマンが勝利。エデルクローネをクビ差で押し切る活躍を見せた。

小栗調教師は、ジーティーマンの素質を高く評価し、今後の展望を期待している。

2着に終わったエデルクローネは、今後の伸びしろに期待が寄せられている。

モーリス産駒ジーティーマンが快勝 小栗調教師「大きな舞台へ」【新潟5R・2歳新馬】

 10日の新潟5R・2歳新馬(芝外1800メートル)は、単勝2番人気のモーリス産駒ジーティーマン(牡・小栗)が2番手追走から直線で抜け出し、1番人気エデルクローネの追撃をクビ差しのいで押し切った。勝ち時計は1分47秒8(良)。

 2021年にはイクイノックスが初陣の舞台に選択した夏の新潟の芝1800メートル新馬戦。今年もここから、先々が楽しみな逸材が勝ち上がった。

「お世話になっている増田和啓オーナーのライトバックもここを勝って桜花賞3着、オークス3着とクラシックで活躍しましたからね。この馬も勝って大きな舞台へと期待していました」と小栗調教師が素質を高く評価する良血馬(祖母ブラックエンブレム=08年・GⅠ秋華賞)。将来の展望が開ける好パフォーマンスで初陣を突破した。

 懸念されていたゲートを無難に出ると、極めて優等生なレースぶりを披露。手綱を取った戸崎圭も「うまく前につけることができした。センスがありますね」と操縦性の高さを評価した。最後は2着馬に詰め寄られたが「後ろから突かれるとまたハミを取ってくれました。いい意味で余裕のある勝ち方でしたね」(小栗師)なら着差以上の完勝といえる。

 今後は未定だが、暑い時期の続戦は避けて秋以降の復帰となる公算が大。よりパワーアップした素質馬の次なる快走が今から楽しみだ。

 一方、断然の1番人気に支持されたエデルクローネ(牡・手塚)は出走中2位となる33秒6の上がりをマークしたが2着まで。「他の馬を気にしてポジションが悪くなりました。直線で外に出してからはジワジワと伸びましたが、まだ甘いところがありますね。これからの馬だと思います」とルメールは今後の伸びしろに期待を寄せていた。