【巨人】阿部監督「なんとか先取点を取りたかった」初回に佐藤輝明の失策で挙げた1点守って勝利

AI要約

巨人阿部慎之助監督が接戦を見越し、初回から先制点を狙いトップの丸が中前打で出塁し、結局失策で決勝点を奪う展開となった。

巨人は96年以来の相手失策での1点勝利を達成し、阪神戦では60年ぶりの快挙を達成した。

今回のような相手失策による得点は珍しく、オリックス以来の記録を更新し、巨人では76年ぶりの珍しい勝利となった。

【巨人】阿部監督「なんとか先取点を取りたかった」初回に佐藤輝明の失策で挙げた1点守って勝利

<巨人1-0阪神>◇12日◇東京ドーム

 巨人阿部慎之助監督(45)が接戦を見越し、初回から先制点を奪いに出た。

 先頭の丸が中前打で出ると、続く吉川が犠打を成功。2死二塁で岡本和が打った三塁線ギリギリの打球が三塁・佐藤輝の適時失策となり、結果的にこれが決勝点となった。初回に先制すると18勝3敗で勝率は8割5分7厘。「なんとか先取点を取りたかったので、久しぶりに送らせた。それがああいう結果になったのでよかった」と、阿部監督が呼び込んだ1点だった。

 ▼巨人は初回に阪神佐藤輝の失策で挙げた1点を守って勝利。巨人が相手の失策での1点だけで勝ったのは、96年4月27日横浜戦(7回に駒田の失策)以来で、阪神戦では64年9月3日(延長12回に吉田の失策)以来60年ぶり。今回のような「スミ1勝利」の得点が相手の失策だったケースは、22年オリックスが5月14日ロッテ戦(岡の失策)で記録して以来だが、巨人では48年9月13日南海戦(筒井の失策)以来76年ぶりと珍しかった。