【甲子園】全国に15校しかない皆勤校の大社、報徳学園・今朝丸撃ちで大金星 63年ぶり白星

AI要約

大社が32年ぶりに全国高校野球選手権に出場し、報徳学園を3-0で破る大金星を挙げた。

大社は先制点を取り、投手陣の活躍で報徳学園を封じることに成功した。

123年の伝統を持つ大社は、下馬評を覆して優勝候補を撃破した。

【甲子園】全国に15校しかない皆勤校の大社、報徳学園・今朝丸撃ちで大金星 63年ぶり白星

<全国高校野球選手権:大社3-0報徳学園>◇11日◇1回戦

 32年ぶりに出場した大社(島根)が、今春センバツ準Vの報徳学園(兵庫)を下す大金星を挙げた。夏の甲子園では1961年(昭36)以来63年ぶりの白星だ。

 序盤から今秋ドラフト1位候補の最速151キロ右腕、報徳学園・今朝丸裕喜投手(3年)を攻め立てた。初回に2死一、三塁から5番下条心之介外野手(3年)が左中間へ適時打を放ち、守備のミスも絡んで2点を先取。7回にも2死一、二塁から園山純正内野手(3年)が左前適時打を放ち、今朝丸をKOした。

 先発したエース左腕の馬庭優太投手(3年)は、最速141キロの直球と変化球をちりばめて的を絞らせず。凡打の山を築いてセンバツ準V打線をねじ伏せた。

 大社は第1回大会から1度も欠場せずに地方大会に出場し続けている全国の皆勤15校の1校。創部から123年の伝統校が、下馬評を覆して優勝候補を撃破した。

 ◆大社 1898年(明31)創立の県立校。生徒数は709人(女子340人)。普通科と体育科がある。野球部は1901年(明34)に創部で、部員は64人。甲子園出場は春は2度、夏は9度目。1917年(大6)大会の夏4強が最高成績。主な卒業生は伊藤光四郎(元阪神、西鉄)、石橋貢(元大洋、ヤクルト)、曽田康二(元中日、日本ハム)ら。所在地は島根県出雲市大社町北荒木1473。吉川めぐみ校長。