【甲子園】白樺学園13年ぶり勝利へエース右腕・半沢理玖「いけるところまでいきたい」…11日・創成館戦

AI要約

白樺学園は9年ぶりに甲子園へ復帰し、エース右腕・半沢理玖が13年ぶりの勝利を目指す。

半沢は自身の投球フォームを確認し、体調も良好。チームも最高の状態で試合に臨む準備を進めている。

初めて全員がメンバー入りし、勝利に向けて意気込む選手たち。チームは13年ぶりの勝利を目指して全力を尽くす。

【甲子園】白樺学園13年ぶり勝利へエース右腕・半沢理玖「いけるところまでいきたい」…11日・創成館戦

 第106回全国高校野球選手権大会(甲子園)に9年ぶり出場の白樺学園(北北海道)は11日の第4試合(午後3時45分開始予定)で創成館(長崎)と対戦する。10日は兵庫県内で2時間の全体練習を行い、最終調整。北北海道大会全試合に登板し、防御率0・56のエース右腕・半沢理玖(3年)が13年ぶりの勝利に導く。

 白樺学園・半沢は右打者の外角低めに直球を投げ込み、試合前日の投球練習を終えた。北海道を離れてから11日目。待ちに待った創成館との初戦に向けて、「もうすごい楽しみ。早く試合がしたい」と胸を躍らせた。

 全6試合に登板し、32回1/3を投げ自責点2と大車輪の活躍を見せた北北海道大会。そこから体の疲労も抜け、調子は上向きだ。亀田直紀監督(37)も「今まで見てきた中で一番いいかな。ピークを明日(11日)に持っていける選手なので、自分でしっかりやってると思います」と状態に太鼓判を押した。

 関西入り後は実戦感覚を養うため、紅白戦にも登板した。大菅貴広トレーナーとともに「インステップになり過ぎないように」フォームを入念に確認してきた。夕方の試合開始時間も想定して調整を続けており「(日中に)寝てたら体が動かなくなる。体幹とか軽いトレーニングを入れてやってます」と準備に余念はない。

 北大会でベンチ外だった3人も甲子園からメンバー入りした。3年間で初めて同級生10人が一緒にベンチ入りするが、「思い出づくりで入れているわけではない。何らかの形で勝つために力になってほしい」と指揮官。13年ぶりの勝利に向け、半沢は「いけるところまでいきたい」と気合をみなぎらせていた。

(島山 知房)