【レスリング】鏡優翔、決勝進出!金メダルまであと1勝、日本女子最重量級で初の銀以上が確定

AI要約

鏡優翔が女子76キロ級の準決勝でタチアナ・レンテリアを下し、決勝進出を果たす。

鏡優翔はタックルを得意とし、アダルイーイトを破って決勝に進出。

怪我を抱えながらも、鏡優翔は過去の実績を超える結果を目指し、決勝に臨む準備をしている。

【レスリング】鏡優翔、決勝進出!金メダルまであと1勝、日本女子最重量級で初の銀以上が確定

<パリオリンピック(五輪):レスリング>◇10日◇女子76キロ級準決勝◇シャンドマルス・アリーナ

 【パリ=阿部健吾】女子76キロ級で世界女王の鏡優翔(22=サントリー)が決勝進出を決め、日本女子最重量級で初となる銀メダル以上を確定させた。準決勝で23年世界選手権3位のタチアナ・レンテリア(コロンビア)を下した。

 1回戦から持ち味のタックルを警戒される中で我慢強く得点を重ねた。準々決勝では東京五輪銅メダルのアダルイーイト(トルコ)に組み手の攻防を繰り広げ、相手に踏み込ませない。後半の勝負どころでタックルを決め、3-0で乗り切った。

 昨年9月の世界選手権では浜口京子以来、日本勢20年ぶりの優勝を果たし、パリ生きも決めた。3月に右肋骨(ろっこつ)を折り、5月には右膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、調整は困難を極めたが、気持ちを奮起してフランスの地を踏んだ。

 親友で女子53キロ級の藤波朱理が金メダルを制する姿を会場で見届け、固く抱き合った。髪をフランス国旗にちなんだトリコロールカラーにする22歳。今度は自分の番と期して、決勝に挑む。