T-岡田が引退会見 オリ一筋19年、通算204HRの和製大砲…チームの“顔”が決めた心

AI要約

オリックスのT-岡田外野手が現役引退を表明。19年間チーム一筋で活躍し、通算204本塁打を記録。

2005年に高校生ドラフト1巡目で入団し、2010年には本塁打王に輝くなど大ブレーク。しかし近年は故障もあり出場機会が激減。

プロ通算成績は打率.256、204本塁打、715打点。36歳での引退を決断し、19年間のプロ野球生活に終止符を打った。

 今季限りの現役引退を表明しているオリックスのT-岡田外野手が10日、本拠地・京セラドームで開かれた引退記者会見に出席した。チーム一筋19年。高卒プロ5年目の2010年に33本を放ち、本塁打王に輝いた通算204本塁打の和製大砲が、ユニホームを脱ぐ決断を下した。

 T-岡田は2005年高校生ドラフト1巡目で履正社高から入団。新人だった2006年に3試合に出場してプロ初本塁打をマークした。2010年には134試合に出場。33本塁打を放って初タイトルとなる本塁打王を獲得するなど大ブレーク。その後も主砲としてチームを支え、2021年には17本塁打を放って25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 ただ、近年は故障などもあり出場機会が激減。昨年は20試合の出場にとどまっていた。今季は4年ぶりとなる開幕スタメンを勝ち取りながらも、出場3試合で5打数無安打の打率.000。4月11日に出場選手登録を外れ、その後は昇格がなかった。

 プロ通算成績は、ここまで1362試合に出場し、打率.256、204本塁打、715打点。2009年オフに一般公募し、登録名を「T-岡田」に変更した。若手選手から「Tさん」の愛称で親しまれている36歳。19年間のプロ野球生活に幕を下ろした。