内密調査させ処分なし ドーピング違反選手に―USADA

AI要約

米国反ドーピング機関(USADA)が2011~14年にドーピング違反をした数人の選手を処分せず競技継続を認めていたことが報じられた。

選手に内密の調査をさせ、他の違反者に関する情報を提供することを条件にしていた。

世界反ドーピング機関(WADA)はこの違反行為を知り、即座に中止するよう指示したと述べた。

 【ニューヨーク時事】米国反ドーピング機関(USADA)が、2011~14年にドーピング違反をした数人の選手を処分せず競技継続を認めていたと、7日にロイター通信が報じた。

 選手に内密の調査をさせ、他の違反者に関する情報を提供することを条件にしていた。

 USADAは、この手法は認められており今後も続けていくとの意向を示した。世界反ドーピング機関(WADA)は声明で「21年にこの違反行為を知り、すぐにやめるよう指示した」と主張。少なくとも3件について把握しているという。