国連、UNRWA職員9人を解雇 イスラエルへの奇襲攻撃に関与
国連はハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃に関与した可能性があるとして、UNRWAの職員9人を解雇することを発表した。
内部調査の結果、攻撃に関与した可能性のある証拠が得られた9人を解雇し、残りの職員は関与を示す証拠が不十分だった。
イスラエルの指摘を受けて一部の国が資金拠出を一時停止したが、一部の国は既に拠出を再開している。
【ニューヨーク=平田雄介】国連は5日、イスラム原理主義組織ハマスによる昨年10月7日のイスラエルへの奇襲攻撃に関与した可能性があるとして、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員9人を解雇すると発表した。
国連によると、イスラエルから職員19人が関与した疑いがあるとの指摘を受けて内部調査をした結果、解雇処分となる9人について「攻撃に関与した可能性を示す証拠」が得られた。
残り10人のうち、1人は攻撃への関与を示す証拠を得られず、9人については証拠が不十分だったとした。
イスラエルの指摘を受けて、米国や日本、英国などがUNRWAへの資金拠出を見合わせた。AP通信によると米国を除く国は既に拠出を再開している。