軽井沢にあるLaboratoryyのアトリエで照明ブランド「Wästberg(ヴァストベリ)」の世界を体感できる企画展開催
Labortoryyがアトリエ兼ギャラリーの特別公開と企画展を8月23日から25日に開催する。
Labortoryyは北軽井沢に位置し、庭や温室を活かした空間を提供している。
照明ブランド「Wästberg」の展示や特徴、特定アイテムについても紹介予定。
インテリアディレクションやスタイリングの最適解を創り出すLaboratoryyがアトリエ兼ギャラリーの特別公開と企画展を、8月23日(金)~25(日)に開催する。
Laboratoryyは、北軽井沢にある1950年に建てられた平屋の山荘をアトリエ「Ferm」と、ギャラリースペース「Barn」へとアップサイクルした。FermとBarmは、赤松や唐松、白樺が育つ緑豊かな庭「Pine Garden」に囲まれている。敷地の総面積はおよそ1600㎡(550坪)にわたり、庭の奥には温室「Grenn House」を新設した。その新しい空間をオープンアトリエとして、完全予約制で公開する。
■企画展『unplugged / 山の上等』も開催
照明会社YAMAGIWAが今夏より輸入・販売を開始したスウェーデンの照明ブランド「Wästberg(ヴァストベリ)」。そのコレクションをLaboratoryyアトリエ内の、ラウンジやダイニングルーム、ワークルーム、庭や温室などのさまざまな生活シーンを想定したスタイリングで紹介する。森に囲まれた屋内外の空間を使った展示は、照明器具および、その光についての新鮮な気づきを与えてくれる。展示予定のコレクションは約20点。明るい時間はプロダクトそのものの魅力を、日没後は美しい光も併せて楽しめる。Laboratoryyは本展の企画とキュレーションを担い、会期中はYAMAGIWAのスタッフも常駐する。
■照明ブランド「Wästberg(ヴァストベリ)」とは
「Wästberg)」は、2008年にスウェーデンでMagnun Wästberg(マグナス・ヴァストベリ)が設立した照明ブランド。彼は光の質が人間の感情や希望に与える影響を尊重して、「片方の目は見るため、もう片方の目は感じるためにある」というパウル・クレーの言葉をブランドフィロソフィーの中心に据えている。
また深い知識と先駆的なアイデアを基に、世界的に活躍している建築家やプロダクトデザイナーとともに「人々にとって心地よい光」を提供することを目指し活動している。この理念に基づいて、従来の照明器具ブランドとしての枠を超え、キャンドルスタンドやオイルランプも展開。「Wästberg」が光と人の本質的な関係を大切にしていることが伝わるコレクションとなっている。
■ペンダントライト「W221 MEDIUM PENDANT」
完璧に整ったクリーンなシルエットが空間に清新な印象を与えるペンダントライト。さまざまな空間にあわせられる万能さを備えつつ、その存在感は”普遍的”を超えた特別な魅力を放つ。未加工のアルミニウムを採用し、その表面には独特の質感を備える。生のアルミニウムならではの豊かさを感じることができ、時間の経過とともに美しい風合いが現れ、さらなる魅力を楽しむことができる。
■キャンドルスタンド「Holocene No.7」
花をいけることもできる汎用性の高いキャンドルスタンド。デザイナーのローマンはベッドサイドに花を飾る習慣があり、1968年から1995年、細い一輪挿しのガラス製花瓶を特殊なインサートを用いて、キャンドルホルダーへと変えるオブジェをデザインしていた。時を経て、このコンセプトに立ち返り、ガラスボディの反射特性を増幅させるスチール製のベースを追加し、今度はキャンドルホルダーから花瓶に変わるオブジェをデザイン。「Holocene No.7」のシンプルな姿には置かれる空間への繊細な配慮がこめられ、美しさが内在している。気づかないほどのわずかなテーパードラインが、視覚より先に、感覚的に感じられる優雅さを空間に与えるオブジェだ。
■Open Atelier & 企画展『unplugged / 山の上等』
日時:
8/23(金)11:00~20:00(最終入場19:00)
8/24(土)11:00~20:00(最終入場19:00)
8/25(日)11:00~14:00(最終入場13:00)
予約サイト:https://laboratoryy-unplugged.peatix.com/
会場:Laboratoryy(群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1788-507)
http://laboratoryy.com/fern_barn/
編集と文・遠藤加奈(GQ)