三浦、難なく予選突破 アフリカ勢も認める実力―陸上〔五輪〕

AI要約

三浦は男子3000メートル障害で好記録を出し、2大会連続の決勝進出を果たす。前回東京大会では7位入賞を果たしており、力強いランナーとして成長している。

若手ランナーの三浦は世界でも活躍し、メダル獲得に向けて力を注いでいる。日本記録の更新も目指しており、期待が高まる。

日本代表ランナーとして、着実に階段を上り続ける三浦。ケニアやエチオピアの強豪選手との競り合いから経験を積み、次なる高みを目指す姿勢が伺える。

三浦、難なく予選突破 アフリカ勢も認める実力―陸上〔五輪〕

 三浦は男子3000メートル障害の予選前、ケニアやエチオピアの強豪選手とペースについて会話していた。

 世界トップレベルの一人として認められている証しだ。「東京五輪の時はできなかったこと。海外レースでの結果がつながった」。流れをイメージして臨めた。

 序盤で先頭の3人がペースを上げると、即座に反応した。残り1周でスパートし、「最後の切れ、体の動く感覚はあった」。8分12秒41の好記録で2組4着となり、難なく2大会連続の決勝に進出。「一番の難所の予選を突破できて、すごくほっとする」と胸をなで下ろした。

 順大2年時に出場した前回東京大会は予選で当時の日本新記録をマークし、7位入賞。「あの時は勢い任せだった。今は着実に力がついて、勝負、駆け引きができる。そこは大きく違う」。5月に五輪代表入りを決め、日本選手権を回避して海外レースに参戦しながら調整。世界でもまれ、たくましさは増した。

 昨夏の世界選手権は6位。着実に階段を上っている22歳は「それに続くような結果になれば。日本記録を狙っていきたいが、順位の方が優先」。メダル獲得に挑む。