今夏チェルシー加入のFWギウ、バルサ退団理由を明かす「プレミアが夢だった」

AI要約

U-19スペイン代表FWマルク・ギウが、金銭目的でバルセロナを離れたわけではないことを強調

ギウは、バルセロナとの契約延長を拒否し、チェルシーに加入した経緯を語る

ギウはプレミアリーグでプレーする準備ができており、トップチームに帯同するかは未定

今夏チェルシー加入のFWギウ、バルサ退団理由を明かす「プレミアが夢だった」

 今夏チェルシーに加入したU-19スペイン代表FWマルク・ギウが、金銭目的でバルセロナを離れたわけではないことを強調した。4日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 2006年1月4日生まれで現在18歳のギウは、2013年に“ラ・マシア”(バルセロナの育成組織)に加入。身長187センチメートルのFWで、2023年10月22日に行われたアスレティック・ビルバオ戦に途中出場してトップチームデビューを果たすと、同試合の決勝点となるゴールを挙げ、17歳291日というクラブ史上最年少デビュー弾を決めた選手にもなった。トップチームでは公式戦通算7試合出場で2ゴールを記録した。

 そんなギウはバルセロナとの現行契約が2025年6月30日までとなっていたなか、バルセロナは契約延長を望んでいたものの、ギウはこのオファーを拒否し、契約に設定されていた500万ポンド(約9億円)の契約解除条項を支払ったチェルシーに加入することを決断した。

 この移籍を巡ってはスペインの一部メディアで金銭目的だったと指摘されたギウだが、「契約の問題ではなかった。プレミアリーグでプレーすることをずっと夢だったし、チェルシーは素晴らしい歴史のあるクラブだ。難しい決断だったけど、素晴らしいチャンスだと思ったし、挑戦するしかなかった」と報道を否定した。

 なお、アメリカで行われているプレシーズンでは順調に出場機会を得ているギウだが、シーズン開幕後にトップチームに帯同するのか、定期的な出場機会を求めてレンタル移籍するかは現時点で明らかになっていない。

 自身の状況について聞かれたギウは「僕はただプレシーズンツアーに集中してベストを尽くしている。言えることはそれだけだよ」と何も決まっていないことを強調しながら、プレミアリーグでプレーする準備はできていると語った。

「(エンツォ・)マレスカ監督は若い才能が集まる素晴らしいスポーツプロジェクトがあり、僕をその一員にしたいと言って、僕と僕のスキルに大きな信頼を寄せていると伝えてくれた」

「僕は準備ができていると思っている。僕たちは毎日、ピッチ内外で身体面でも実践面でもとても一生懸命取り組んでいる。だから、必要な時にはピッチに出てチームを助ける準備ができていると思う」