「恥ずべき行為」「2度と優勝できない」元チェルシーの選手が古巣を痛烈に批判「監督が抱える最大の問題は…」

AI要約

チェルシーはプレシーズンツアーを行いながら選手獲得も進めており、資金をかけた補強が行われているが、元OBのフランク・ルブーフはクラブの方針に懸念を示している。

チームの強化には多額の資金が投じられているが、経営権を握った新オーナーによってチームは後退していると指摘。ルブーフ氏はクラブの行動を恥ずべきと批判している。

若手獲得を重視する補強戦略に対して、ベテラン選手の不在に憂いを示し、プレミアリーグでの優勝は困難だとの見解を示している。

「恥ずべき行為」「2度と優勝できない」元チェルシーの選手が古巣を痛烈に批判「監督が抱える最大の問題は…」

 プレミアリーグのチェルシーは、アメリカでプレシーズンツアーを行なっている。一方で来季に向けての選手獲得も続々と行なっているが、元チェルシーOBでフランス代表としても活躍していたフランク・ルブーフはクラブの方針を快く思っていないようだ。英メディア『Team Talk』が現地時間2日に報じている。

 トッド・ベーリー新オーナーのもとで多数の選手を獲得し、多額の資金を費やしているチェルシー。7月30日には、7人目となる補強選手であるGKフィリップ・ヨルゲンセンの獲得を発表しており、財政面の問題を報じられている中でも移籍市場で活発に動いている状況だ。

 しかし、同メディアは、「トップチームの強化に多額の資金を費やしたにもかかわらず、ベーリーがクラブの経営権を取得して以来、後退しているように見える」と述べた上で、クラブの問題を指摘するOBルブーフ氏のコメントを紹介している。

「チェルシーは来シーズンゼロからスタートできると考えるファンもいるが、10億ポンド(1900億円)を費やした後でゼロからスタートすることはできない。クラブは資金をどう使おうと自由だが、元選手として、私たちが目にしている状況は恥ずべき行為だ。チームには才能があるが、頼れるリーダーや選手があまりいない。それがエンツォ・マレスカ監督が抱える最大の問題である」

 さらに、「チェルシーが今シーズンのFAカップのようなカップ戦で優勝することは可能だが、プレミアリーグで優勝することは絶対にない。あり得ない」と言葉を続けており、「彼らが今のようなやり方を続ければ、リーグタイトルを再び獲得することは決してないだろう。彼らには経験が必要だ。それではうまくいかない」と、若手獲得を方針としているクラブの補強戦略と経験のあるベテランがいないチーム状況を憂いていた。