ハーランドがハットトリック達成！　マンC、チェルシーのミスを見逃さず快勝

　アメリカで行われているプレシーズンマッチで3日、マンチェスター・シティとチェルシーが対戦した。

　EURO2024やコパ・アメリカ2024が開催されていた影響で選手の合流が遅れているマンチェスター・シティは、アーリング・ハーランドやジャック・グリーリッシュ、マテオ・コヴァチッチらが先発出場を果たしたものの、若手も多く起用された。一方のチェルシーはコール・パルマーらが合流していないが、エンソ・フェルナンデスやモイセス・カイセド、クリストファー・エンクンクらがスタメンに名を連ねた。

　試合が動いたのは開始早々の4分。前線からプレスをかけて相手のミスパスを誘ったマンチェスター・シティはPKを獲得し、これをハーランドが決めて先制に成功した。直後の5分にも敵陣高い位置で繋ぎのパスミスを奪うと、これをハーランドが冷静に右足で流し込んですぐさま追加点を挙げた。

　後半に入り、55分には中盤でのパスミスを奪ったマンチェスター・シティがカウンターを仕掛けると、最後はオスカー・ボブがペナルティエリア内での仕掛けから、相手DFの股を抜くシュートを決めて、リードを広げた。

　さらに、直後の56分には再び中盤でのパスミスを奪い、最後はハーランドが左足で冷静にネットを揺らし、マンチェスター・シティはリードを4点に広げた。なお、ハーランドはハットトリックを達成している。

　その後、チェルシーは59分にラヒーム・スターリングがノニ・マドゥエケからのクロスに左足ダイレクトボレー弾を叩き込んで1点を返すと、89分にはロメオ・ラヴィアのスルーパスから抜け出したマドゥエケが左足でネットを揺らしてゴールを決めたが、反撃はここまで。試合は4－2で終了した。

　勝利を収めたマンチェスター・シティはこれが今夏のプレシーズンマッチ4試合目ながら初白星。一方、後ろから繋いでいくことを目指しているエンツォ・マレスカ新監督率いる新生チェルシーは繋ぎのミスから失点を重ねたことにより、プレシーズンマッチ2敗目（1勝1分け）を喫している。

　次戦、マンチェスター・シティは10日に新シーズンの開幕を告げるコミュニティ・シールドでマンチェスター・ユナイテッドと激突。一方のチェルシーは6日にレアル・マドリードと、11日にはインテルとのプレシーズンマッチを予定している。その後、18日にはマンチェスター・シティとチェルシーがプレミアリーグの開幕節で再び対戦することとなっている。

【得点者】

マンチェスター・シティ　4－2　チェルシー

【スコア】

1－0　4分　アーリング・ハーランド（PK/マンチェスター・シティ）

2－0　5分　アーリング・ハーランド（マンチェスター・シティ）

3－0　55分　オスカー・ボブ（マンチェスター・シティ）

4－0　56分　アーリング・ハーランド（マンチェスター・シティ）

4－1　59分　ラヒーム・スターリング（チェルシー）

4－2　89分　ノニ・マドゥエケ（チェルシー）