トライアスロンの練習またも中止 セーヌ川水質低下 パリ五輪

AI要約

パリ五輪のトライアスロン混合リレーのスイミングトレーニングがセーヌ川で中止された。

大雨により水路が汚染され、泳げない可能性があるため。

セーヌ川の水質改善の取り組みもあるが、未処理排水がまだ流出している。

トライアスロンの練習またも中止 セーヌ川水質低下 パリ五輪

【AFP=時事】パリ五輪の大会組織委員会は3日、同日予定されていたトライアスロン混合リレーに向けた、セーヌ(Seine)川でのスイミングのトレーニングを中止した。大雨により水路が汚染されすぎて、泳げない可能性があるという。

 組織委は声明で「パリ上流でのここ二晩の大雨と、その結果予想される水質の低下」のためスイミングを中止し、ランと自転車のみトレーニングを実施すると発表している。

 仏当局はセーヌ川の水質改善のために、14億ユーロ(約2240億円)を費やし下水と雨水の処理施設を改良したが、豪雨が依然として市内の排水溝や下水道を圧迫しており、未処理排水が水路に流出している。

 トライアスロンは7月30日に予定されていた男子競技が汚染により24時間延期され、同31日に女子競技とともに開催された。【翻訳編集】 AFPBB News