水質問題セーヌ川を完泳「ボトル10本分飲んだわ」 トライアスロン女子が告白「汚れよりも…」

AI要約

パリ五輪の女子トライアスロンが行われ、水質問題ではなく流れが選手に影響を与えたことが明らかになった。

競技中に悪臭のするセーヌ川で転倒する選手も多かったが、流れが最大の問題であった。

選手は強い潮の流れに100回近く溺れる状況で、水質よりも流れによる困難が最大だった。

水質問題セーヌ川を完泳「ボトル10本分飲んだわ」 トライアスロン女子が告白「汚れよりも…」

 パリ五輪は31日、女子トライアスロンが行われた。会場となるセーヌ川の水質問題が話題になっていたが、実際に泳いだ選手は「水の汚れよりも流れが問題。ボトル10本分ほど水を飲んだと思うわ」と告白した。

 トライアスロンを巡っては、30日に開催予定だった男子を31日に延期するなど水質問題が浮上。海外メディアでも連日報じられていた中で競技が行われ、豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は「『ビデオゲームのようだった』:潮流や衝突がトライアスロンに大混乱を引き起こした、悪臭のセーヌ川が問題なのではない」と報じた。

 強い川の流れが選手たちに影響を与え、前夜の雨で地面が滑りやすく、集団で転倒した選手が多くいたという。そんな中、1時間58分52秒の21位だったソフィー・リン(オーストラリア)は「この2時間に関して、本当に言葉がないわね。高潮、雨、暑さ、湿気など、起こりうる全ての悪天候の条件下だった」と振り返っている。

 気になる水については、「水面の下は特に透明というわけではなかったわ。おそらく最大の要因は潮の流れだったの。今まで泳いだ中で一番強い流れね」と説明。「正直に言うと、最後まで水の汚れよりも流れが問題でした。泳いでいる時に100回くらい溺れたので、おそらくボトル10本分ほど水を飲んだと思うわ」と明かしている。