水質懸念のトライアスロン、31日に男女とも決行

AI要約

パリ五輪のトライアスロンはセーヌ川の水質汚染の問題に直面しながらも、女子と男子の個人競技が延期されても開催された。

男子の競技は雨による水質悪化のため延期され、女子の競技後に実施された。

雨でバイクコースが滑り、選手が転倒する中、フランスのカサンドル・ボーグラン選手が金メダルを獲得した。

水質懸念のトライアスロン、31日に男女とも決行

パリ(CNN) パリ五輪のトライアスロンはスイム会場となるセーヌ川の水質汚染が問題になっていたが、31日に女子と男子の個人競技が決行された。

男子個人は当初、30日に予定されていた。先週末の雨で水質が悪化し、直前の検査でも大腸菌の検出値が許容水準を超える地点があったため、31日の女子個人が終わった後の時間帯に延期された。

30日夜からさらに雨が降ったものの、パリ五輪大会組織委員会とトライアスロンの国際競技連盟「ワールドトライアスロン」の代表者、医療班、気象、地元当局者らが31日午前3時半の会合で水質を検討した結果、予定通り女子の競技を午前8時、男子の競技を同10時45分から決行する判断を下した。

トライアスロン個人はスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロのコース。

女子のバイクでは、雨に濡れた道路が滑って複数の選手が転倒した。フランスのカサンドル・ボーグラン選手がトップでゴールし、金メダルを獲得した。